大宮アルディージャのサポーター目線で気がついたことなどを思いのままに記録しています。

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Season 2017

大宮に必要な監督とは?問われるサポーターの真価とは?

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Foundry / Pixabay

大宮は、今、大きな岐路に立っている。

成長か、退化か。

サポーターである私たちは、どちらの道を選ぶのか、ただ傍観することしかできない。スタジアムに出向き、声を張り上げて応援する。ただそれしか力になれない。大宮が積み上げてきたものを信じるのみだ。大宮が目指すべきゴールは、一体どこにあるのだろう。

先日、死闘を繰り広げたさいたまダービーで、実況・解説を担当していた倉敷保雄、水沼貴史の両氏が、大宮の理想像について語っている。興味深い内容だったので、ここで紹介しておきたい。

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大宮が目指すべきチーム像とは

水沼氏は、あの死闘を繰り広げた大宮を手放しに賞賛した。

球際とか色んな部分で戦いが見えました。何よりも今までのアルディージャの弱さ、球際が出なかった部分が今日はよく出ていた。それが一番の勝因かなと思います。

彼の言葉を推察すると、調子が悪いときの大宮は球際で戦うことができていなかったということになる。

戦術的な部分で言うと大宮の守り方、中盤を一人がディフェンスラインに入って5枚にして、そこをしっかりとブロックを作って縦パスを入れさせない。ツートップの前提があるからなんですけど、そういう戦い方が素晴らしかった。

小学生のサッカーでさえも、強いチームは球際でサボらない。強く、激しく、体をぶつけてコンタクトする。絶対にボールを渡さないという強靭なメンタルがある。球際の強さは、サッカーの基本だ。

tacofleur / Pixabay

なのにプロである大宮が、なぜ球際で戦えなかったのか。ポゼッションという戦術に囚われすぎて、気持ちを出すことを忘れてしまっていたのかもしれない。

男、シメオネのように激しく

僕は、シメオネのようなチームになればいいと思うんです。

実況の倉敷保雄氏は、大宮の理想像をそう語っていた。シメオネとは、アトレチコ・マドリードの監督で元アルゼンチン代表の闘将ディエゴ・シメオネのことだ。

チーム自体がね、今日のダービーマッチだけではなくて、その次の試合も、またその次の試合もこういう戦い方をアルディージャはして、粘り強く勝っていくんだという形のアピールをしていけば、より魅力的なチームになるんじゃないかな。

次のゲームは反動がくるかもしれない。けど、絶対にここまで頑張らなきゃいけないところなんです。今日のサッカーが、「男、シメオネ!」みたいなのをね、みせてほしいですよね。

残念ながらその後の大宮は、ルヴァンカップ仙台戦、そしてJリーグ第10節札幌戦と連敗を喫している。

さすがに札幌戦では痛恨の敗戦という認識が共有されているが、問題だったのはルヴァンカップ仙台戦ではないだろうか。

あの試合。球際での戦いはゲーム序盤のみ感じられたが、一部の選手からは熱い気持ちがまったく感じられなかった。

しかも試合終了後、選手たちを迎えたゴール裏からは何も不満の声が聞こえず。むしろ、不甲斐ない選手たちにコールを送っていた。良く言えば、大宮サポーターの優しさが出た瞬間だった。

しかし倉敷氏がいうシメオネが、大宮の監督だったらどんな表情をしていただろうか。声援が怒号に変わっていたかもしれない。

James_Jester / Pixabay

優しさ、寛大、そして温かさ。

これらは大宮の長所でもある。そこが大宮が愛される理由かもしれない。しかし、上位定着を本気で狙うという意味では、本当にそれで良いのだろうか。はっきり言って疑問を抱いてしまう。生ぬるい。ぬるすぎる。

海外サッカーは、生きるか死ぬかの瀬戸際で戦っている。クラブも、サポーターも、予定調和の応援で強豪クラブになれるとは到底思えない。まるで幼稚園の運動会で子どもを見守る保護者のようだ。

クラブはサポーターを裏切ってはならない

水沼氏は言う。

大宮は上手い選手が揃っているので、戦える集団に変わっていったら…。守備でハードワークできて、それに技術が加わったら本当に素晴らしいチームになると思いますよね。

(大宮は)ジュニアからよく見てますけれども、技術が高い選手がすごく多いんです。トップと同じようなサッカーをしてポゼッションに優れている。だけどトップに上がっていくたびに、何か戦えなくなっていくみたいな話をよく聞くんです。

今日みたいな試合の選手たちのパフォーマンスがスタンダードになっていくと、技術がある、戦える。

アトレチコ・マドリードってまさにそうだと思うんですよ。上手い選手があれだけやる。それも戦術的な部分も遂行してやると。本当にこういうチームに生まれ変わってほしいなと思いますね。

そして、サポーターを裏切っちゃいけないですね。

結果、クラブは我々サポーターの期待を裏切ってしまう。

サポーターたちの温かい声援に甘んじているからこそ、我々の許容範囲を超えた低迷ぶりがある。そう、批判されても決して反論できないだろう。

ルヴァンの仙台戦敗戦後、何となく拍手で迎えたあの雰囲気。強豪チームなら、同じ態度を取っただろうか。優しさと、甘さは似て非なるものだ。

拍手か、ブーイングか。

Unsplash / Pixabay

どちらが正解だったのかは誰にもわからない。しかし、ダービーで見せた気迫あるプレーを継続することこそが、至上命題だった仙台戦。あの試合は絶対に負けてはいけなかった。敗戦後の反応こそ、大宮の真価が問われた瞬間だったはずである。

個人的には、すべての試合、選手を鼓舞したい。しかし、時には心を鬼にする瞬間が、やはり必要だ。私たちも成熟した応援をしなければ上にはいけないのかもしれない。

今日こそ、人生最後の試合だと思って戦え

仙台戦の敗戦後、シメオネの名言が脳裏に浮かんでいた。

今日は、人生で最後の試合だと思って戦え

戦う気持ちを出す試合がスタンダードになること。今の大宮にはそれが求められているのではないか。

内部昇格だろうと、外部招聘だろうと、いや仮に百歩譲って渋谷監督が続投だろうと、戦うスピリットを鍛え上げてくれる指導者が大宮には必要だ。

ベルデニックの解任劇があった際、人生経験が豊富な監督の意図を無視してまでも、クラブは選手の主張を優先した。果たして、それで良かったのだろうか。

単なる仲良し集団に、J1を生き抜く力を期待することはできない。

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