サッカー選手になるための「なる」
先日、小学校の開校記念文集を見ていたときの話。
子どもたちが将来の夢を一言ずつ綴っていた。
サッカー少年団の子どもたちは「漫画家になりたい」とかいろいろあったけれど、ほとんどが「サッカー選手になりたい」とか「サッカー選手になりたいと思います」とか。
そうだよな。みんなサッカーが好き。でも、エースの子だけは違っていた。
「サッカー選手になる」。
やっぱり、上手な子は違う。「なりたい」ではなく「なる」。だから、サッカーへの取り組み方も違ってくる。
大宮のMF大山選手も、小さい頃から「プロになる」と誓っていたと聞く。
大山選手とトレセンで同じ釜の飯を食った選手の父親から聞いた話だ。
ああいう選手がプロになるんだ…と。
なりたいと思うことは、ただの願望。
なると思うことは、目標を実現するプロセスのスタートなのでしょう。
どうなるか、を具体的にイメージできることがあると、ますます目標に近づくことができる。やるべきことがはっきりするのだから。
本田圭佑の小学校卒業文
ユニクロの15段広告。本田圭佑の小学校の卒業文集が同載されていた。
将来の夢
本田圭佑
ぼくは大人になったら 世界一のサッカー選手になりたいと言うより なる。
世界一になるには 世界一練習しないとダメだ。だから 今 ぼくはガンバっている。今はヘタだけれどガンバって 必ず世界一になる。
そして 世界一になったら 大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって ぼくは外国から呼ばれて ヨーロッパのセリエAに入団します。そして レギュラーになって 10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り 世界中の人がこのぼくが作ったスパイクやジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。
一方 世界中のみんなが注目し 世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは 日本に帰り ミーティングをし10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし 2対1でブラジルを破りたいです。この特典も兄と力を合わせ世界の強ごうをうまくかわし いいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。
出典元:ユニクロ15段広告
夢を具体的にイメージできているとことがスゴイ。
妄想力がとんでもない。妄想って、あまりポジティブな意味ではないけれど…。
大山選手も、きっと本田選手と同じように夢を具体化していたのでしょう。
どんな夢を語っていたのかな。
彼もまた、その先の夢を抱いているのでしょうか。
まとめ
自分の夢や目標を語るときは「〜したいと思います」ではなく「〜します」。
誰もが知っているようなこと、何でもないわかりきったことにこそ、いつだって真理があるのかな。
▽本田圭佑も読んでいた名著▽
▽本田圭佑は非公認の書籍。バックグランドだけを知りたい人だけにおすすめ▽