衝撃のベルデニック解任劇
2008年以来の5連敗も結構堪えるけれど、まさかベルデニック監督を解任するとは!本当に驚きました。まさに青天の霹靂でしたね。
大宮のテクニカルダイレクター、小倉勉さんが監督になるとの報道もありますが、果たしてどうなるでしょうか。小倉さんの人事異動後に連敗したこともあり、大宮のことをよく知っている彼が指揮をとるのは自然な考え方ではあります。
…と、この記事を書いた直後、埼玉新聞に衝撃的な記事が掲載されました。
以下、引用要約します。
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指導法などをめぐり、指揮官とスタッフ、指揮官と選手に溝が生まれ始めていた。
ベルデニック監督は自分以外のスタッフが選手たちに直接アドバイスすることを嫌った。だが、実際は当時ヘッドコーチだった小倉テクニカルダイレクター(TD)らの助言などが、非常に大きな効果をもたらしていた。
その筆頭だった小倉TDが7月21日、ヘッドコーチからTDに就任。突然現場から離れた。ヘッドコーチ時代の小倉TDは練習でも試合のような厳しさを選手に求め、ほとんど選手を褒めなかった監督とは違い、褒める時は褒めた。TD就任後は一歩引いた形で練習を見つめることになった。
連敗が止まらなくなると、頑固な指揮官に対して選手らの意見がぶつかり合う事態に発展した。10日のC大阪戦前に選手だけのミーティングを開いた。しかし、チーム内の不協和音に「勝ちたいのか、負けたいのか、どうしたいのか」と、選手たちの不満はピークに達していた。
そして、大宮は公式サイトで、次のように発表している。
勝点を積み上げられない原因は失点の多さ(7試合14失点/中断前13試合9失点)が挙げられますが、選手の怪我などの影響がある一方で、チーム内の一体感が保てなくなりつつある事が大きな問題と考えました。チームが約10ヶ月間の長いシーズンを戦うためには戦術、選手スキル等も非常に大切ですが、「チーム内の一体感」も、より大事なことと考えており、この一体感が保てなくなるような事象が見られ、これまで強化育成本部を中心に改善を図ってきましたが、このところの成績不振も相まって、チーム状況を改善できる見込みが立たないと判断するに至りました。
「チームの一体感が保てなくなるような事象」とは、一体、具体的にどんなことなのかは分かりませんが、先述した報道や大宮の公式発表を見る限り、少なくとも選手と小倉TDとの信頼関係が出来上がっていたように思われます。
そうすると、ますます小倉さんの現場復帰を望みたくなるのがサポーターの心情ではないでしょうか。
大宮の未来は小倉勉テクニカルダイレクターが握っている
今や大宮のキーマンとなりつつある、小倉勉TD。彼は一体、この状況をどう見ているのでしょうか。過去に語っている彼の言葉からヒントがあるかもしれません。
勝った時の称賛なんてほんの一瞬です。あとの9割は批判です。期待していただいている分、批判や非難があるわけですが、この勝利した一瞬の喜びや代表に選ばれた喜びといったことがあるから、批判・非難を乗り越えることができる。掲げる目標が大きくなればなるほど、困難も大きくなりますが、その困難を乗り越えたときの充実感は、やはりちょっと違う
出典元:あすり〜と先生.com
苦境に立たされた今、まさに監督就任へ意欲を燃やしているのかもしれません。
試合に勝ってる時、チームの調子がいい時のパフォーマンスは、僕はあまりジャッジの参考にはしていませんね。
出典元:あすり〜と先生.com
人苦難に立たされた時、本領を発揮できるか、否か。まさに、大宮の真価が問われる時が、今なのでしょう。
小倉さんは監督業についてどう考えているのでしょうか?
指導者と選手のコミュニケーションと一概に言っても、肝心なのは、話かけるタイミングでありアドバイスをする量
指導者は、その適切なタイミングと分量を見極めるために知識を習得し継続するための情熱をもたなければダメ
チームのなかに、いろいろなタイプの人間がいるということを把握して、(略)その選手の特徴を見極めた適切な指導をすることが重要
出典元:サカイク
物事を俯瞰で見ることができる、そんな人なのかもしれません。
清水慎太郎選手のレンタル移籍、仙台のボランチ和田拓也選手の加入など、今後の大宮を占う大きな節目を迎えていますが、吉と出るのか凶と出るのか。
サポーター以上に苦しいのは、選手や現場のスタッフたち。いちサポーターのできることといえば、ただ、ただ、応援することしかありません。大宮は、毎年上位争いできるほど成熟したチームではないゆえに、地に足をつけて勝ち点を積み上げてほしいと願うばかりです。
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