2014年J1第9節大宮×甲府戦 0−2● 落胆と失望。痛恨の4連敗。
皆、今シーズンで一番がっかりしているんじゃないでしょうか。
くっそ〜!悔しいぞぉ!
正直、良かったところを見つけ出すのが難しい試合です。連戦が続くため選手たちもメンタルの立て直しが難しいでしょうが、我々サポーターもこれには相当堪えたはず。今回ばかりは、やけ酒です。
さて、さて。目を背けたくなるような試合でしたが、甲府戦の解説者はどんなことをコメントしたのでしょうか。スカパー!の解説は元大宮の小林慶行氏。
印象的なコメントをピックアップしておきます。
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21分。甲府のセットプレーでのシーン。
今、すごく気になったのが、甲府のクリスティアーノがボールをセットして蹴る体制をとっているのにボールを見ていない大宮の選手が2、3人いるんですよ。それっていうのはすごく問題だなって思うんですけど
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28分。渡邉大剛のバックパスに場内ざわめいたシーン。
小林氏:なかなかこうなってくると選手もやりずらいんでしょうね。
応援してくれるサポーターなはずなのに、前に行けって言うような、ね。
実況:なんでもかんでも前に行けば良いってわけでもないですよね。バランスが…
小林氏:そうなんですよね、行ける時は行かないとなかなかチャンスにはなりませんよね。。。。
ん?どっちだ?
30分。ズラタンが孤軍奮闘し相手ディフェンダーの裏をとったシーン
ズラタンが相手ディフェンスラインの裏を抜けているんですよね。それはすごく大事なプレー。で、そこでうまく行かなかったとしてもそれに対してセカンドボールを皆で拾っていく意識がないとただの単発の攻撃に終わってしまうので…。その辺ですよね、修正していきたいのは。それがカンタンに相手ボールになってしまうと、出し手としても、もう出せなくなってしまうんですよ。
41分。渡部のチャレンジクロスに対して
渡部良いチャレンジでしたよね。中には4枚いましたから。ただ、大宮としてはその後ですよね。こぼれ球。クリスティアーノ一人に4枚ついていたんです。だからそこの選手たちが2枚ぐらいはもっと前目のポジションを取ってセカンドボールに対応していくってことができればゴールにつながってくれるのかなって思いますね。
カルニーニョスの投入後の縦パスシーン
カルニーニョスがワイドに開いてから縦パス。こういうパスなら徐々に甲府のディフェンスは崩れると思う。でも、それに反応している選手がいないとスピードアップができない。ズラタンがボールを収めたとしても(その周りでサポートできる選手がいないと)ゆっくりしてしまう。
ラドンチッチとズラタンの動きについて
縦パスを入れた時に、そこは相手のディフェンダーにとっても狙い所ですから、それに対してズラタンとラドンチッチの関係性でダイレクトパスが入るとつながりますよね。あとはズラタンが相手の裏に抜け続けることが大事になります。すると相手ディフェンダーは裏が怖いので1m〜2m下がってくる。そこで家長だったり渡邉大剛のプレーするスペースが今以上に広がっていく。それができれば、家長や渡邉大剛がターンできないところもターンできるようになる。
→つまり、ズラタンとラドンチッチの連携がうまく行っていない。
試合終了後の感想
大宮は甲府と比べると一体感というか…
ひとりひとりはすごく頑張っているんですがチーム全体として同じ方向を向けていないのかと。だから大きな力にならないのかなということを感じます。
大宮はシュートが少ないというよりも、それ以前の段階でチャンスも作れませんでしたし攻撃の一歩となるパスがなかなか出なかった。
守備に関しては前からではなくブロックを作ってからというのが大熊監督。そうなると、余計に縦パスが重要になってくる。
ボランチの一方がもう少し前がかかりになっていてもよいのでは?カウンターが怖いチームと対戦する場合は、ダブルボランチが横並びになっていても良いけれど、甲府のチームカラーを考えるとそこは反省点。
大宮×甲府戦のまとめ
とにかく縦パスが入らなかった。
カルニーニョスは縦パスを入れたがそれに対して動き出す選手がいなかった。
連携がまだとれていない。