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2014年J1第節大宮×新潟戦2-2 大宮:小林慶行氏による大宮解説まとめ

big bear大宮アルディージャ

守って守ってカウンター。やるべきことがハッキリしてきたようです。しかし、ホームなのにボールを取りに行かない(行けない)のと、またまた勝ちきれなかったのは残念でした。

けれど、ちょっとずつではありますが良くなっている部分も…。2試合連続ゴールを決めたズラタンが本調子になってくれることを願いばかりです。

今シーズンは…いや、今シーズンも我慢が続きますが応援するしかありません。

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やることがハッキリとしてきた大宮。あとは個が輝ければ…

スカパー!で解説した元大宮キャプテンの小林慶行氏の解説コメントをピックアップしてまとめておきます。一語一句そのままではありません。あしからず。

チーム崩壊になりかねない

14分。ズラタンが前に来いよと後ろのメンバーに促したシーン。
今もうね、ズラタンが少しフラストレーションがたまっているようなジェスチャーを見せたんですけどね。もっと前に来いよと。すごく分かるんですけども、じゃあこの試合に関して準備してきたことは何だったのかということ(を考えたほうがよいのでは)。今それがずれてしまうとチーム崩壊になりかねない。

MF片岡のところで前に出せれば攻撃の形になる

22分。片岡がボールを奪われたシーン。大宮としては中盤の片岡のところ(が課題)。せっかく良い形でボールを奪うことができたので、あそこ(片岡)から前にボールをつなげていきたい。それができれば攻撃の形になりますよね。(ただ、片岡は前にボールを出せるところがなかったという実況に対して)そうですね。人の動き出しもなかったですし、彼も周りを観られなかった。

全員でボールを取りに行かないと…

26分。右サイドを崩されたシーン。中村北斗と今井が行くなら行くで、後ろの菊地も含めて全員がボールを奪いに行かないと難しい。サイドの二人の選手だけが奪いに行って、あとの選手が弾いてしまうとスペースができてしまうのでそういうコミュニケーションと取って行きたい。

大宮のダブルボランチは、このままでは90分持たない

30分。新潟が余裕を持ってパス回しをしたシーン。これ何気ない(新潟の)横パスですけれども、これだけで増田と片岡は相当な距離を走らされている。大宮の後ろにいる5枚はほとんど運動量が無いんですけれどもダブルボランチは運動量が出ているので、間違いなく90分は持たない。

チャンスのたびに高橋が顔を出す

ズラタンの同点弾シーン。大宮のチャンスのたびに高橋が顔を出していますね。あと3バックの一角を担う高橋があそこまで前に出てくると(新潟にとっては)なかなか掴みづらい。

高橋の逆転弾!

家長もそうですが片岡のプレーもすごく良かった。高橋も素晴らしい。家長が一対一になったときは必ずクロスを上げてくる。これは大宮の武器ですよね。高橋は本当に得点感覚がありますよね。

56分。同点弾を被弾

大宮としては同点に追いつかれてしまいましたけれど、またしっかりと粘り強く戦いながらチャンスをものにしていくのが重要。

片岡、増田の両ボランチの疲労

なかなかこの時間になると増田と片岡が…。早くスライドすることが難しくなってきますよね。最終ライン3枚のうち1枚が素早く出るということが必要になる。

今節の課題と修正点

前節はボランチの位置から長いパスを出された時に通されてしまうのが課題だった。それが今節はなかった。ディフェンスの背後にボールが通されることもほとんどなかったので、良いディフェンスができていたんじゃないかと思います。

課題としてはボール奪った後。ズラタン落として他の選手との連携を修正したい。富山がシュートを打ったシーンを象徴するように、ズラタンとの距離感が合ってくれば行けるのかなという期待もある。

中盤でボールを奪えた時にバックパスという選択ではなくて、そこから前に行くシーンを作っていければ固い守備からのカウンターということが徹底されるのではないか。

やることがハッキリしてきたので、あとは個が輝ければ迷いなくプレーできる。そういう意味では、大宮は前進出来ているのではないか。

photo credit: ucumari via photopin cc