清水戦に勝利し2014年シーズンもJ1残留に光が差してきたわけですが決して安心してはいけません。過去9年間のシーズンと比較すると、大宮はかなり厳しい状況に立たさせていることがわかります。
本当の戦いはこれから!この数字で大宮は本当に残留できるのか!?
26節終了時点の勝点と順位
ここで、大宮がJ1に昇格した2005年シーズンから2013年シーズンまで、26節終了時点での勝点を比べてみましょう。26節終了時点の勝点と順位は次のとおりになります。
この表を見ると、2007年シーズンがいかに危機的状況だったかがわかります。今シーズンがいかに苦しんでいるかがわかります。
これを最終節である34節終了時点と比較するしてみると、次のとおりになります。
26節時点と34節時点の勝点および順位の比較
26節から34節までの勝点の上昇率は、過去9年間を平均してみると、134.3%であることがわかります。
2014年シーズンは26節終了時点で勝点25とJ1昇格以来最低の成績です。ここから134.3%勝点がアップすると仮定すると、最終勝点は33.5となります。つまり、数字上は34で落ち着く可能性が大きいというわけです。
J1残留に必要な勝点は…
2005年以来、残留に必要だった勝点は平均すると34.3となります。
2013年シーズンは勝点30で残留できましたが、2013年シーズンを除いた平均は38.4となり、このままでは残留することができません。光が見えてきたといっても、その確証はどこにもないのです。
大宮に課せられた勝点のノルマは、最低でも39は欲しいところ。残り8試合で、14の勝点を稼がなければなりません。5勝すれば残留確定。4勝で微妙。3勝以下では危険です。
ちなみに、今年を除き一番苦しいシーズンだった2007年は勝点上昇率はなんと167%と驚異的な上昇率であったため何とか残留できたわけです。
つまり、2007年シーズンの終盤のように、怒涛の勢いで勝ち切ることが必要です。
甲府、東京、横浜FM、神戸、広島、柏、名古屋、C大阪…と続くわけですが、下位チームだろうと上位チームだろうと、とにかく勝利しなければならないです。
まとめ
清水に勝利しその余韻が残っているわけですが、「勝って兜の緒を締めよ」という言葉を忘れてはいけません。
本当に降格の危機に迫っている今こそ、一戦一勝あるのみ。全力で、大宮共闘!です。
参照:http://soccerlog.jp