サポーターミーティングには参加できませんでしたが、公式サイトで発表された議事録を読みました。今シーズンの大宮は、今までにないのほど希望に満ちていると思わずに要られません。
大宮の迷走は昨シーズンで終わりだ!
特に、強化本部長の松本大樹氏からは「そうだよ!それそれ!」とガッテン話がたくさんされていて、安心しました。
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大宮はJ2に降格してしまったものの、決してボロカスに言われるようなダメクラブではないと信じています。実際、クラブ関係者の方たちは、一個人がとやかく言う筋合いのないほど努力に努力を重ねてくれています。
残念なのは、5年目になるというアルディージャのビジョン「Ardija Vision 2020」のなかで、唯一進歩していない「チームの未来」。つまり「J1で上位に定着し、常にタイトルを狙う」チームにだけ現実と大きく乖離してしまっています。
しかし「やっぱり大宮を信じてみよう」とポジティブになれる言葉がクラブから聞けたという意味で、今年のサポーターズミーティングはかなり有意義だったのではないでしょうか。
堅守速攻ではなく堅守多攻!?高まる新シーズンの大宮スタイル
歴代2位の得点数ではありましたが、失点 60 はワーストだった
降格した2014年。G大阪がJ2に降格した2012年とチーム状況が重なります。積極的に攻めるサッカーは魅力的です。しかし大宮がJ1のシーズンで戦ってきた結果は、得意だったはずの守備が崩壊。クラブアイデンティティを見失ったことが、降格という事態を引き起こしたと考えてしまいます。
松本強化本部長は、この状況を
強化責任者の交代、その時に監督も交代してしまうため、組織的なサッカーをしたいというところから、少しずつ個に頼ることが多かったのではないか
と的確な分析をしてくれています。
今シーズンにつながる 組織的サッカー、堅守多攻というところで、守備もしっかりできて、いろんなバリエーションからシュートチャンスをつくれると続投をお願いしたという経緯です。
堅守速攻ではなく堅守多攻。ユースなどの下部組織は堅守多攻を継続してきて強くなったそうですが、それをトップチームでも腰を据えて具現化しようというわけです。
クラブには伝統があります。堅守は大宮の伝統です。しかし、それだけでは進歩がない。速攻ではなく多攻というのが未来を感じさせてくれるなと思います。
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強豪に変わるベースは整った!
降格しても1年でJ1に上がったチームは、まず主力選手が残留しているところと、守備力の安定。
主力の残留については、大きな大きなポジティブ要素です。広島、柏、G大阪…。J2に落ちたものの、すぐにJ1へ復帰し、しかも上位争いするチームは、いままでだって主力の力が大きくチームを左右してきました。大宮も、そんなチームの後に続くことができるのではないか…。そう思ったとしても、別段おかしくない戦力が揃ったのは、本当に期待が持てます。
リーダーシップのある選手というポイン トで今回オファーをさせてもらった中で、各クラブで選手会長をしていた加藤選手、塩田 選手、播戸選手を獲得することができ、いろんな意味でもっと良くなるのではないかと考 えています。
去年までの迷走ぶりが嘘のように頼もしい判断じゃありませんか。播戸のように、メンタル的にリーダーシップがある選手を狙い撃ちしてくれたことで、ますますJ1昇格の目標が鮮明になったと言っても言い過ぎではありません。
いまだ社長へのネガティブな意見も多数聞きますが、すでに決まったこと。今シーズン、鈴木社長も生まれ変われば良いのです。
まとめ
大宮というクラブを信じて応援する。私たちができるのはそれだけです。J2優勝という目標を決めた今、サポーターも一致団結するしかありません。そこが大宮の未来を変えるはずです。
必ず1年でJ1に戻す。約束は、全員で叶える。
ミーティングの記事録を読んで、強い決意が生まれてきました。