腰が低い小倉監督のキャラ、ユーモアたっぷり
小倉さんの監督就任会見。いやぁ〜面白かったですね。ユーモア満載じゃないですか!
しかも独特の目線の低さ…。思わず三谷幸喜っか!って、突っ込みたくなるぐらいでした。
そういえば、小倉さんと三谷さん。なんとなく、似ているような…。
すっかり彼のファンになってしまいました。小倉監督が、選手からも好かれているのは、なんとなく理解できますよね。
何と言っても小倉監督の目線の低さが面白い。
ケミストリーって分かりますよね?化学反応っていうか、僕よく英語分からないんですけど、歌手だと分かるんですけど(笑)。
記者会見冒頭のコメントで、これですよ。チームが深刻な時期の就任会見。どんなこと言うんだろう…と記者たちの空気は、きっとピーンと張り詰めていたのでは。 だって、前任の監督は、学者肌、厳格者と呼ばれたベルデニックですよ。
「分かりますよね」と聞いておきながら「英語よく分からない」と言ってみる。 しかも、歌手のケミストリーなら知っていると…。庶民的さがいいですよ。本当は知っているでしょうけど。
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小倉監督にお聞きします。初めての監督業に不安はありますか?
あの僕、不安な顔してますかね(笑)。
少なくとも屈強な顔つきじゃないですよ〜(^^) それこそ群れからはぐれた子羊のような顔つきです、小倉さん!
一番不安なのは、僕にオファーした社長やGMじゃないかと。
きっと、図星ですよ、これ。いやいや、もちろん、社長や岡本GMは否定するでしょう。だって、1年近く小倉さんを見ていますから。でも、きっと不安な気持ちもあるはずです。だって監督の実績がないのですから。そこを小倉さんは完全に見抜いている。決して我が道を行くタイプではないのでしょう。
これからはもっと不安のないような顔をしたいと思います(笑)
なんという絶妙なコメント。社長や岡本GMの深層心理と記者たちの勘ぐりを、すべてぶち破ってあえて本音を話してしまう。腰が低すぎて、記者たちは肩透かしを食らったのではないでしょうか。ここまでくると、小倉さんの思うツボでしょう。
選手と目線を合わせて話す人柄、そこが信頼される理由
『選手は基本的に単年契約なので一緒(の条件)で頑張りたい』
鈴木社長は小倉監督の契約期間について言及しました。こういう一面もあるから、頼りにされるのです。そりゃあ、選手も頑張ろうって気になりますよ。それを小倉監督自ら語らなかったところが、彼の頭の良さと品格の高さを物語っています。
大中小といろんな石が組み合わさってできた石垣というのは強いらしい。これは僕、石屋さんから聞いたんですけど、本当ですかね(笑)。
だったら、例に出すな〜!!!!わりと説得力のある話をしておいて、その根拠はホント?って、記者団に聞くわけです。拍子抜けしますよ。面白すぎて。
チームが勝つためには、先発から出る人、ベンチに座る人、ベンチに入れない人が絶対にいる。チームが一つとして、その状況でもやってくれるか』と。『できないんだったら俺とはできないから、そういう選手がいたら言ってくれ』
かと思えば、マジな話を選手としている(当たり前か)。そりゃそうなんでしょうが、これまでの経緯があるので、急に真面目な話が出てくると説得力が増しますよね。俺とはできないから言ってくれ…なんて、「できませーん」なんて申し出る選手がいたら、それはそれで大問題だということも、選手自身がよく分かっているはず。嫌だとは言えるわけがありません。その気にさせるのが、うまいですよね。小倉監督。
「あの、あまり早く辞めさせないようにしてください(笑)」
と、思っていると、やっぱりユーモアのあるコメントをさっと言う。得意の猫パンチ話法ですね。
ノルマというと、仮に達成できなかったらどうなるんだということにつながる。
ノルマを明言すると、小倉監督をチームから追い出すことになりかねない。上記は、それを阻止したいがために出た鈴木社長コメントです。
このことから、フロントからかなり信頼されているのがわかります。
監督業はこれからいろいろと批評されるのでしょうけれど、これほど面白いトークができる人ならば、人心掌握にも長けているのは間違いなし。メンタルコントロールがうまくいかず、毎年残留争いをしてきた大宮にとっては、これ以上の監督はいないのではないでしょうか。
ぜひとも小倉さんの手腕に期待したいところですね。
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