昨日の福岡戦。久しぶりにNACK5スタジアムへ足を運びました。
家長も試合後のお立ち台で言っていましたが、やはりホーム大宮の雰囲気は本当に最高です。
大宮サポーターの声援、客席を彩ったフラッグ、何よりも久しぶりの勝利。気持ちが高揚しないわけがありません。
特に心酔したのは、大宮のゴール裏。
私が知っている数年前の団結力とは比較にならないほど、ひとつにまとまっていました。
大宮を愛する人が増えたことに、心から喜びを感じました。
なぜ2点目が取れないのか
家長や菊地が復活し、連敗を止めた素晴らしいゲームでした。
それでもあえて厳しいことを言うならば(あくまでもあえて言いますと…)ゲームの内容は決してパーフェクトではなかったように映りました。
家長の値千金となったゴールも、相手を崩しての得点というわけでもありません。
(勝てばそれで良しですが…)
1点取って満足したのかどうかはわかりません。
それでも、やっぱり2点目を観たかった。福岡をもっと圧倒して欲しかった。それが本音です。
しかし、それはどこまでもぜいたくな話です。
ジェームズ・アレン氏のベストセラー『「原因」と「結果」の法則』にこんな一節があります。
大多数の人は、そういった「影」の部分には目をくれようともしません。
(略)
過程を理解せず、結果のみをとらえ、それを偶然の産物だなどと言っているのです。
そんな人たちのもとには、いつになっても幸運は訪れません。
![]() | 「原因」と「結果」の法則 ジェームズ アレン サンマーク出版 2003-04
|
なるほどそうかもしれません。
こぼれ球をゴールに押し込んだ家長。
崩したわけではありませんが、彼の努力の過程を想像すれば、昨日の勝利は決して偶然の産物ではなかったと思えてきます。
後になって考えればスーパープレーもいくつかありました。
右サイドにいた家長から大きなサイドチェンジ。左サイドで虎視眈々とスペースを狙っていた泉澤へのドンピシャ配球!そして泉澤のドリブル突破。
久しぶりに先発出場した塩田の神がかり的なプレーには、本当に助けられました。そうしたプレーを生で観られたことに感謝しなければなりません。
試合後のインタビューで渋谷監督は言っていました。
昨年、苦しい思いをしている人たちがたくさん応援してくれている。その人たちに(勝利を)。
辛い時も苦しい時も、力強く応援をしてきた大宮サポーター。
彼らの存在こそが、あの素晴らしいスタジアムの雰囲気を作り出している…。そんなことを思いを実感されられた1日でした。