Jリーグキックオフカンファレンスの模様、DAZNでチェックしました。
インタビュー取材は、大宮の大山啓輔と浦和の宇賀神。話の内容は4月30日のホーム初戦、さいたまダービーについてでした。
両者、絶対負けたくないとか小さい頃から意識していたって、当たり前のことを言っていましたが、そんなことよりも宇賀神のベシャリに感心。
大山は真面目一辺倒という誠実さがにじみ出ていたのに対して、宇賀神は妙にメディア慣れしていました。目が笑っているというか、ひな壇芸人というか、とにかくバラエティ向けの対応に、やっぱり浦和の選手は取材回数が多いんだろうなって想像するわけです。
こうなると取材対象の主役は宇賀神に。大宮、浦和。両チーム選手2人のインタビューであるにもかかわらず、宇賀神の尺がたくさん。大宮びいきだから、当然、ちょっと残念な気持ちになるんですが、でもこう思うわけです。
何を伝えるかだけじゃなく、どうやって伝えるのかも大事。
伝え方が面白ければ、人は耳を傾けてくれる。注目してくれる。もちろん、面白いイコールふざけるじゃないですよ。
選手に求められているのは、成績であり結果です。けれど、スターになれる選手って好成績を残すだけではない何かがプラスアルファでついてまわる。プラスアルファのうち、ひとつの要素として面白いことがあるんだと思うわけです。
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宇賀神はスターじゃないっていうかもしれませんが、彼は少なくともその素質がある。あとはプレーでみせてあげるだけというステージじゃないでしょうか。
大宮は、地味で大人しい。そういうイメージが、どうしてもついてまわります。
最近はそうとは言い切れないけど、大宮のことやサッカーをよく知らないような人にもインパクトを与えるような、上手さと面白さを兼ね備えた選手がやっぱり必要なんじゃないかなと思いました。
だからこそ、今年ユースからトップに昇格したラッパー山田陸には頑張ってほしい。期待が大きい。ルーキーとか関係なしにレギュラーの座を奪ってほしい。
彼がレギュラーに食い込んできて、点にも絡んで、インタビューでもラップも炸裂させる。こうなると大山の真面目さもボケとツッコミのように活きてくるはずです。
今シーズン、大宮育ちのふたりのダブルヒーローインタビューをぜひみたい。