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大宮、蘇生。ダービーで首位浦和に起死回生の一撃!

すべてをぶつけるSeason 2019

崩壊か蘇生か。渋谷監督の真価が問われた決死の一戦。さいたまダービーという大一番で、ついに堅守大宮が息を吹き返した。

この瞬間を、誰もが待ち望んでいた。長かったトンネル。苦しくて、もがきにもがいたその先に、サッカーの神様がついに微笑んだ。最高の褒美をもって。

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歴代ダービーのなかでも記憶に刻まれる一戦

すべてをぶつける

最悪の状態で迎えたさいたまダービー。だが、周囲の予想をよそに、今日の大宮は守備が冴えていた。前線からのプレッシング。瀬川、江坂の献身的なランニングが浦和のリズムを狂わせた。

中盤の金澤、岩上もアグレッシブに戦っていた。セカンドボールを拾う浦和。しかし体を寄せてパスの配球をことごとく止めていた。

サイドチェンジを繰り返し、フィールドを自由自在に操る浦和の攻撃は脅威だった。大宮の背後のスペースは攻撃のポイントだったろう。しかし、渡部、和田が体を投げ出して相手のクロスを懸命に封じてくれた。特に渡部が魅せた決死のディフェンスには感動した。ダービーの重みを、そして大宮のプライドを。体全体で表現していた。

得点シーン。相手ディフェンス陣を江坂が引きつけてからのパス。一度タメを作ってからニアをぶち抜いた茨田の一閃。文句なし。スタジアムが歓喜で揺れた。泣きそうになった。日本人プレイヤーだけで臨んだ、さいたまダービーで勝利をもたらした。

4/30・浦和戦 63分 江坂任のパスを受けた茨田陽生が相手GKのニアを抜く強烈なシュートで決勝点 from 大宮アルディージャ on Vimeo.

ダービー史上、忘れられない一戦のひとつになったといっても過言ではないはず。大宮は新しい歴史の扉を開いたのだ。

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戦術を変えてきた渋谷監督

ダービーだけではなく、普段からこのようなゲームを観たいものだが、一体、何が今までと違っていたのだろうか。

従来は、ポゼッションサッカーという目指すサッカーに肩の力が入りすぎていたのではないか。横パスやバックパスを繰り返していたのがウソのようだ。今日の大宮は縦に早かった。とはいっても、いわゆる「縦ポン」ではない。ボールを繋ぎ、浦和のスペースに走り込んでいた。

あくまでも個人的想像だが、渋谷監督は浦和戦を機に、戦術を見直したのではないだろうか。

もちろん、ポゼッションへのこだわりを捨てたわけではないだろう。しかし、ポゼッションする位置を変えるための手立てをしたように思えた。前線からプレッシングを強化し、おかげで中盤でボールを持てるようになった。ディフェンス陣でポゼッションするのではないから、守備にも余裕が生まれる。それが狙いなのではないだろうか。

無責任にも素人がいくら考えてもわからない。しかし、大宮の未来に希望が持てる一戦であったことは間違いない。

希望

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渋谷監督DAZN(ダゾーン)インタビュー

ーーー今日を振り返っていかがですか。
選手が最後まで粘り強く戦ってくれたことが、こういう結果に繋がったと思います。8戦勝ちなし、ルヴァンカップでも勝ちなしという状況でもたくさん応援してくれたファンサポーターに(勝利を)届けられてよかったと思います。
ーーーサイドで起用した茨田選手が当たりました。
サイドにと言うかボランチみたいな形で、ボールを引き出してプレーしてほしいということで。彼もすごく賢くプレーしてくれたことが最終的にああいう形で結果になって、本当に良かったかなと思います。
ーーー次節札幌戦ということになります。
今日勝ったからと言って何もつかめていないですし、全然上とも差が離れすぎています。とにかく今日勝ったことを弾みに攻勢をかけていけるように。また、選手たちとともにしっかりと練習して、準備します。 次の札幌戦、ここが非常に重要なポイントになってくると思います。ルヴァンカップで良い形でやれていたんで、次の仙台さんとのルヴァンカップと札幌戦に向けて準備していきたいと思います。

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まとめ

渋谷監督にとっては、まさに乾坤一擲。負ければ地獄であったはず。だが、これからが勝負だ。渋谷監督にはぜひチームを立て直してもらいたい。積み上げてきた自分たちを信じよう。

これで胸のつかえはおりた。たった一勝で喜んでいる、泣いている…などと雑音が聞こえているが、所詮、ノイズでしかない。心無い一言など、気にする価値すらない。

次の試合まで喜びを噛み締めよう。エルゴラの一面がたのしみだ。