Jリーグ第10節アウェイ札幌戦。結果は0−1の敗戦。
ボディーブローのように痛みが増しています。ルヴァンの敗戦である程度不安を感じていたのの、ダービーのような熱いプレーを継続できず、今、奈落の底に落とされた気分です。

werner22brigitte / Pixabay
「とにかく、ここに懸けていた」という渋谷監督。しかし、この場に及んでも緩慢なパス回しばかり。ボールの支配率は54%。数字だけ見れば札幌を圧倒したかのようですが、シュート数は札幌13本。大宮はその半分以下の6本のみ。つまり、横パスとバックパスで支配率を高めているだけでシュートにつながらず。
なにひとつ得点のニオイがしないサッカーに、これ以上、期待を抱くことはできません。
唯一テンションが上ったのは、黒髪になった横谷の登場シーン。プレーとはまったく関係ないところでしか盛り上がれないという情けなさ。それが現状の大宮であることは、誰も否定出来ないのではないでしょうか。
試合後、アップで映し出された瀬川選手は、明らかに生気を失っていました。いかにチーム状況が深刻かを物語っていた気がします。
[adsense]
渋谷監督のDAZN(ダゾーン)会見
ーーこの結果、どういうふうに受け止めていますか?
GWのなか、我々ファンサポーターも遠くさいたまから応援していただいて、今日のゲームは非常に重要なゲームだと私自身も思っていましたし、選手も必死になって戦いましたけども、まぁ残念な結果というか。本当に申し訳ない気持ちしかありません。
ーー最後、ペチュニク選手投入で本当に惜しいシーンもありました。何か次に向けてのキッカケ。いかがでしょうか?
いやもう、とにかくここ(札幌戦)に懸けていたので、ペチュニクのゴールは入ればそれは素晴らしいですけれども、点になっているわけではないので。彼のプレーは…というか全員がしっかりと戦ってくれたんですけど、最終的には敗れてしまったという結果なので。ここは結果の世界ですので、そこはしっかりと真摯に受け止めて次に…。とにかくルヴァンとかリーグ戦がありますので、しっかりとチームとしてまたひとつになってやっていきたいと思います。
まとめ
渋谷監督は十分、大宮に貢献してくれました。素晴らしいその人柄は、サポーターから愛される存在であることは言うまでもありません。
だからこそ彼の続投を願いたいというのが本音ですが、プロという結果を求められる世界である以上、これが限界だと思われます。
チケットを購入しスタジアムで愛を叫ぶファンサポーターに、これ以上屈辱を与え続けるようなチームはプロフェッショナルとはいえません。どんな商売だって同じです。
大宮は今、見逃してはならない重要な節目に置かれています。クラブがこれを認識し、決断することを願います。