助かった〜ぁああああ…とは、帰り際、札幌サポーターが話していた言葉。そりゃそうでしょう。ラスト一発のセットプレーで、まんまと同点に追いついたんだから。
はるばる北海道からNACK5スタジアムへ、わざわざ来場しているくらいですから、そりゃ嬉しかったでしょう。札幌の応援も素晴らしかったですよ。

敵ながらアッパレだった札幌の応援。
一方、大宮のサポーターは、どちらかというと怒り心頭の様相でした。試合後。ゴール裏は、選手への野次が飛び、それに対し大山が怒っていましたね。メインスタンドでも一悶着あったようですが、どんな野次が飛んだのかはわかりません。特に知ろうとも思いませんが、異様なぐらいとにかく張り詰めた空気がありました。
なんだよ、今日は勝てたのに!なんでラストワンプレーで守りきれないんだよ!という感じでしょうか。
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取り損ねた勝ち点3。悔しさが爆発した大宮のゴール裏
当然、ゴール裏はいろんな野次が飛んでいました。
こんなんじゃ、降格かもしれん!とか、なぜ選手を後押ししないんだよ!コールリーダー無視すんなよ!とか。
もちろん、次、やればいいじゃんといった、ポジティブな声援も多かったです。審判が悪かったでけだから気にするな!っていう声もありました。
試合終了間際にやられた失点。今日は勝ち点3を落とした試合です。いや、勝っていれば残留争いの直接対決だっただけに、勝ち点6相当を手中に収めることができなかったと言って良いかもしれません。
悔しかっただけに、いろんな解釈があって当然なのかもしれません。
伊藤監督の采配は見ていてツボを得ていた
今日の大宮は、運がなかっただけですよ。
2−0でリードしていた際でもマテウスを投入し「とどめを刺してこい!」と送り出したであろう伊藤彰監督の采配は、決して悪くなかったと思います。
その後も、岩上に変えて沼田を投入。クロスの供給源を増やしたかったのでしょうか。個人的には、小野伸二を封じ込めるために投入されたように見えた金澤だって、いぶし銀の活躍をしていました。
主審にやられた2失点の意味
たしかに、上田主審の判定基準が厳しすぎたように映りました。きっと試合開始直後に、横谷へ出したイエローがかなり大きく影響したんだと思います。
あの判定でイエロー出しちゃったもんだから、当然、基準は厳しくなる。ブレてはいけないのがレフリーの鉄則。イエローが多かった理由はそこでしょう。
ただ、ジャッジにストレスをためていたのは、札幌サポーターから見ても同じことでしょう。
こういう時、日本のレフリーのレベルが…って話にどうしてもなりがちですが、人によって判断基準が変わってくるのは仕方ありません。
それも含めてレフリリングだと割り切る選手のほうが私は好きです。
不甲斐なき2アシスト、マテちゃんは責められるべきか?
不運だったのは大前に変わって途中出場をしたマテちゃんこと、マテウスでしょう。
レフリーの判断を待たずしてボールを抱え込んだマテウスにファールの判定。そして失点。さらに終了間際は、故意でなったもののハンドから与えたフリーキックでの同点劇。
札幌のゴールを演出したきっかけを作ったのがマテウスだったと言われても仕方ないでしょう。
だけど、不運だっただけですよ、マテちゃんのハンドは。こういうときもある。それがサッカーです。2点差なんて危険な得点差なんです。勝てると思い込んだ自分が悪かったのだと、唇をかみしてスタジアムを後にしました。
まとめ
前節の波戸さんに続き、大宮OBのコウタのPK対決、楽しかったです。OBが再びグランドに立ってくれる。それだけでサポーターはうれしいものです。
大前のゴール、そして江坂の追加点、狂喜乱舞しました。引き分けたけど、これもまた楽しかった。
くやしいけれど、負けたわけではありません。くやしいけれど、またスタジアムに足を運びたいと思えたゲームでした。
月が綺麗でした。マルセロがチームの救世主になってくれることを心から願って、今日は寝ます。ちくしょー。

マルセロのプレー、早く観たい!