正直な話、残留は相当厳しいかも…あぁ鹿島戦。

消極的Season 2019
sianbuckler / Pixabay

現地組サポーターの皆様、本当にお疲れ様でした。

生ぬるい応援でスミマセン、私、DAZN(ダゾーン)観戦でした。

とはいえ、DAZNで観ていると、ゴール裏からでは気が付かないことがたくさんありました。

批判を恐れず、今日は素直に試合を客観的に観た感想をそのまま綴ります。
ちょっと辛口かもしれません。嫌ならスルーしてください。

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前半15分は怒涛の攻撃

試合の入りは良かったんじゃないでしょうか。

まぁ、いつものことなんだと思います。今シーズンの大宮のプレーを観ていて前半15分まではだいたい安心して観られることが多いです。今日の鹿島戦もそうでした。

前半15分までに至っては、鹿島を圧倒していたと思います。やるじゃん、大宮!って贔屓目で観ていると、やっぱりそう思っちゃいます。

江坂がフリーになったヘディングシュート。あれは決めたいです。いや、決めなきゃダメなやつでした。代表に呼ばれるには、あのシュートを決めないといけません。

さて、安心して観ていられたのはそこまででした。
いや、厳密に言うと違うかもしれません。ですが、詳細を振り返らずに大雑把な感想をいえばそうでした。

じゃ、何が悪かったのか。

各サポーターの皆さんが考える意見はいろいろあると推察しますが、個人的にはゴールへの意識が鹿島と明らかに違って見えました。

サイドハーフの選手がボールを受けたら、必ず突破しようとするのが鹿島。一方、大宮は勝負することが少ない。安全なパスコースを狙う。それがすぎるがために、バックパスへ転じてしまう。

そういう意味において、昨年のメンバーでいう家長や泉澤は鹿島と同じプレースタイルでした。失敗をおそれず前を向く。もちろんバックパスをするなとは言いません。しかし、はじめから戦意喪失していそうなパスの選択肢が多すぎます。

鹿島は違いました。特に金崎。前線でボールを持ったら、必ずDF陣の裏をつこうとしていました。あの貪欲な姿勢とメンタリティが、今の大宮には欠けている。そんな風に映りました。

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大宮は球際の弱さが目立つ

あとは球際で競り負けるシーンが目立ちました。

特に、カウエ。プレーが軽すぎました。

今日のカウエ。アンカーの選手としてはとても合格点を挙げられる内容ではありませんでした。相手FW陣にスペースを与えすぎていたのは、攻守の切り替えが目立って遅かったことが要因です。責められているのにプレッシャーにいけずに歩いていたシーンには、正直、落胆レベル。名古屋にいたダニルソンにみたいにもっとゴリゴリにやってほしいです。

彼はアンカーの役割よりも攻撃に意識があるのかなと思います。責められている時、引きすぎてDF陣と横並びになって相手にスペースを与えすぎていました。結果を出さなきゃいけない。そんな焦りが顕著に出たのではないでしょうか。途中交代された理由は、本人が一番理解できたはずです。

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攻撃のリズムをワンテンポ送らせていたマテちゃん

もうひとつ、厳しいなと思ったのはマテちゃん。

マテちゃんは、相変わらず個で打開するテクニックはありました。でも、自分でなんでもやりすぎでした。

もちろん、そのプレーを選択する理由は、マテちゃんがテクニシャンだからでしょう。個で打開できる唯一の大宮のプレイヤーです。しかし、現実はそれほど甘くありません。何と言っても相手は強豪鹿島です。

マテちゃんのパスコースを増やすため、ボールを受けようとして相手DF陣の裏のスペースに何度も走っていた奥井。マテちゃんから、そんな献身的プレーをした奥井にボールが出ることはごくわずか。

むしろ、マテちゃんが奥井を頼らず、全部自分でなんとかしようとしすぎて、後半の奥井は走るのを諦めていたかのよう(思い込みかもしれませんが)。

であるならば、スペースに走る奥井を左サイドバックにして、マテちゃんの相棒となる和田を右にしたほうがフィットするんじゃないか。そんな想像を膨らませてしまいました。

奥井は相当走っていました。あの体力は素晴らしいなと思います。ここはあくまでも想像ですが、奥井が「どうせボールは来ないんだろうなぁ…」といった感じの走り方になっていたとしたら残念です。相手DF陣もマテちゃんにマークをつけば、怖くないという印象を与えた気もします。

マテちゃんは相手が後半疲れが見えてきた時に投入する方が効果的だと思った次第です。

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大山よ、パスの精度をさらに磨くべき

もうひとつ気になったのは大山でした。

大山はボール奪取という意味においては、相当クオリティが高いと思います。

特にカウエが下がった後のアンカー役は面目躍如の活躍をしていたと思います。しかし、ボール奪取した直後のパス精度がまだ代表レベルではありません。ボールにして1個か2個分。ほんのちょっとズレていたら通るはず。あと一歩なんです。アンカー役に転じた時、ボール奪取後に彼のパスを奪われて守備に転じなければならないと、攻撃にスイッチが入らない。これでは相当厳しいです。あそこのポジションはミスが失点に直結してしまいます。

こう言うと、大山についてボロクソみたいに思われるかもしれませんが、とても良いプレーをしていただけに残念な印象が少し残ったというだけです。惜しいシュートも放ちましたしね。あしからず。

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まとめ

鹿島の攻撃は、大宮と違って非常にシンプルでした。サイドハーフやフォワードの選手がボールを持ったら、必ず仕掛けてくる。ポゼッションを志向するというよりは、ゴールを狙うことを重きにおいている。大宮とは明らかに違っていました。

大宮だって技術が高い選手が多い。でも、もっとシンプルにゴールを狙う意識が鹿島より足りないだけです。あと一歩。あとすこし。とにかく頑張って欲しい!けど、現実は楽観視できないというもどかしさ。

残留は伊藤監督の腕にかかっているのかな。