第30節ホーム柏戦は、あいにくの雨となった。
自分もシーチケ特典の招待券で友人を誘っていたが、
あの雨のせいで来場を見送ることに。
このゲームのチケットは完売していた。
だが、入場者数は9,752人。
1万人を下回ってしまった。
満員時の収容人数は約1万4千人。
つまり、4千人ものサポーターが
テレ玉かDAZNの中継を見守ったのだろう。
逆に言えば、この日観戦に訪れたのは精鋭たち。
力強い声援を贈る真のサポーターが
スタジアムに集結したことになる。

雨を凌ぐため、つけ麺の聖地「狼煙」へ。想像と違うまろやかな味が癖になりそうだ
待機列でじっと雨に濡れながら、
涙雨にしてはいけないと感じていた。
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ゲーム序盤。マテウスと奥井の強烈なシュートを放つが
柏のGK中村航輔の好セーブに阻まれると、徐々に柏の展開に。
27分。柏にゴールを割られるが、柏の中川に対してオフサイドの判定。
ユン・ソギョンはオフサイドラインにいたが、中川はオンサイドだったはず。
明らかに誤審だったと思うが、大宮にとしては助かった。
ところがこの日の大宮は、
誤審で助けられた運を引き寄せることができない。
ボールを保持できない。
セカンドボールが拾えない。
パスが噛み合わない。
球際は激しくいっていたと思うが、
相手に攻撃の時間を与えすぎていた。
すると嫌な予感は的中。
好セーブを連発していたGK加藤の右手をかすめて
ハモンロペスに先制ヘッドを許してしまう。
やられべくして、やられた感じだ。
決定機を外した横谷も、江坂の渾身のヘディングシュートも、
GK中村航輔の俊敏なセービングに阻まれる。

決定機を外し意気消沈したように見えた横谷。しかしゴールを阻んだ柏のGK中村航輔を褒めるべきだろう。
敗戦を覚悟したロスタイム。
マテちゃん目の覚めるような一発で
大宮は、九死に一生を得た。
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この勝点1は、大きい収穫だ。
だが、甲府や広島が敗戦したからこそ
救われたゲームだったといえる。
この際、なりふり構わず放り込む
カウンターサッカーでもいい。
それでもポゼッションサッカーを志向するなら、
もっとボールと人を走らせてほしい。
とにかく勝利が観たい。
次節の対戦はC大阪。
ボールを保持される苦しい展開が予想されるが
マルセロが戻ってくる。瀬川も調子を上げている。

怪我に苦しんだ瀬川がようやく帰ってきた。彼の活躍が残留に直結するはずだ。
次節は、このふたりに注目したい。
昨日のマテウスは神々しかったが、
彼ひとりに頼るだけでは、さすがに厳しい。