覚悟はできていた…つもりだった。
大宮史上、黒歴史となる二度目の降格。
堅守で何年も残留してきた、
かつての大宮の姿はそこにない。
一年中、悪い夢を見ているようだ。
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ホーム最終戦の感想
今日の収穫は、入場特典のエバラ焼肉のタレのみ。
そして試合中、光っていたのは、
マルセロのモヒカンとスパイクだけ。
大量得点しなければならない
重要な試合でスコアレス。
降格が決定しているのに、
試合後、何となく沸き起こる散漫な拍手。
それがかえって情けない雰囲気に陥っていた。
昨年は5位だったチームだった
なんてウソのよう。
自分は、どうしても悔しくて
拍手はできなかった。
黙って、ピッチを見つめるのが精一杯だった。
選手挨拶が終わった後、
少し遅れて江坂ひとりがゴール裏へ。
深々と頭を下げる江坂。
噂される「移籍」を暗示するかのようだ。
試合後のセレモニー
森社長の挨拶は、ほぼ謝罪のみ。
未来につながる話がひとつぐらいは聞けるかと期待したが、
それすらなければ、もはやブーイングはやむを得ない。
その後、石井監督の挨拶。
出てきただけで場内は拍手だった。
石井監督にとってホーム初陣の試合が、
降格決定するとは…何とも切ない。
サポーターから温かい拍手を
送られていたのがせめてもの救いだったろう。
ゴール裏の興奮を沈静化させるためであろうか、
メイン→アウェイ側→バックスタンド→ゴール裏の順で
選手たちが場内をまわる。
最後に、キャプテン菊地がお立ち台に上がり、
サポーターへメッセージを伝えてくれた。
成績として残したものは、たしかに不甲斐なかった。
フロントのやり方に納得も行っていない。
しかし、苦悶に満ちたキャプテン自らの言葉を聞くと、
彼らの努力や葛藤も何となく頭に浮かんできて、思わず涙してしまった。
他の選手たちも、サポーターと同じ気持ちだったことが伝わってくる。
まとめ
大宮は、ゼロからやり直すしかない。
またみんなで肩組んで叫ぼう。共に闘おう。
僕らができることは、それだけだ。
この経験が無駄にならないよう、
とにかくJ1に一年で戻るしかない。