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解任のターニングポイントは勝率16%。石井監督の勝率は25%(通算18.8%)。

Season 2019
rawpixel / Pixabay

とうとう石井さん解任論まで出始めた大宮。
J2でもまさか残留争いをするとは夢にも思っていなかった。

火中の栗を拾ってくれた石井さんには感謝だが、
J2優勝という目標を掲げている以上、何でもかんでも拍手喝采というのは感心できない。

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さて、このまま大宮が低迷した場合、
フロントはどのタイミングで動くのかを考えてみた。
具体的には歴代監督が解任されたタイミミングについてデータ化してみる。

まず石井さんの戦績をふりかえろう。

石井監督は昨シーズンの就任以来、十分な成績は残せていない。

昨シーズン終盤に就任してから、彼がタクトを振ったのは全11試合。
その戦績は2勝8敗1分だ。勝率にして18.8%しかない。

勝敗表を単純化するとこんな感じ。
※「/」以前は2017年シーズンを意味する。
●●●/○●●△●○●●

今シーズンの戦績だけでみると、全8試合 2勝5敗1分 勝率25%となる。
○●●△●○●●

渋谷さんと伊藤さんはどうだったか。

まずは渋谷さん。解任された昨シーズン指揮を執ったのは全18試合。
●●●●●●[△]△●[△]○[●]●[●]○●[○]●
3勝12敗3分。勝率は16.6%だった。ちなみにカッコ内はカップ戦および天皇杯の戦績だ。

一方、リーグ戦の戦績は13試合で 2勝10敗1分。勝率は15.3%だった。
●●●●●●△●○●○●●

伊藤さん。カップ戦や天皇杯を含めると全24試合を指揮。戦績は8勝8敗8分 勝率33.3%と渋谷さんより高め。
[○][○]△○[○]○●△[○]●△●○●△●△[○]●△△△[●]●

しかし、リーグ戦は勝てなかった。
△○○●△●△●○●△●△●△△△●
リーグ戦18試合、3勝8分7敗。勝率は渋谷さんと同レベルの16.6%と低調だった。

こう考えると、フロントが動くターニングタイミングは勝率が16%台になった時といえるかもしれない。

石井さんの場合、今シーズンの勝率は25%だからまだ余力があるといえる。

しかし、渋谷さんも伊藤さんもJ1残留が目標だった。石井さんに与えられた任務は、あくまでもJ2優勝である。
そう考えれば、フロントも監督解任については考えているはずだろう。

ついでながら、渋谷さん以前の監督についても、解任されるまでの勝率を記しておこう。

大宮に家長を連れてきた大熊氏。
全30試合で5勝15敗10分。勝率は16.6%。やはり16%という数字が鍵となる。
●●○○△[●]●●[△]●●△△○●△[●][●][△][△][○]△△●△●●[○]●●

リーグ戦の22試合となると3勝12敗7分、勝率はグッと下がり13.6%だった。
●●○○△●●●●△△○●△△△●△●●●●

さらにさかのぼる。小倉勉氏。

小倉氏が就任した2013年8月28日からの戦績。
●●○[○]●●●●[○]●●●●●○○
全16試合を指揮し、戦績は5勝11敗。引き分けがなかった。
勝率31.2%と以外に高い。
●●○●●●●●●●●●○○
リーグ戦14試合だけでみると、3勝11敗となり勝率は21%。
シーズン終了後、フロントは彼を解任した。

さて、我らがベルデニック氏の戦績はどうだろう。
就任は2012年シーズン途中だが、わかりやすくするために2013年シーズン途中からの戦績を観てみた。
△○△[●][○]○[○]○[●]○○[●]○○○●[●]○○△○●●●●●

全26試合、13勝10敗3分。なんと勝率は50%だ!

リーグ戦だけでみても…
△○△○○○○○○○●○○△○●●●●●
全20試合、11勝6敗3分。勝率はさらに5ポイントアップして55%だった。
この戦績で解任されるのは、どう考えてもおかしい。

大宮低迷の原因は、選手なのか、監督なのか、フロントなのか。

真実は何ひとつわからないが、
J2定着どころかJ3降格の危機すらあることを忘れてはならない。