はっきり言って、不満だ。
けれどそれは、千葉に敗れたという結果にではない。
自宅からタッパーを持参したにもかかわらず、
行列が長すぎて「喜作」のソーセージにありつけなかったことに対してだ。
あぁ〜、食べたかった。。。
内容と結果が伴わなかったのは、
たしかに残念ではある。
しかし、彼らは神様ではない。
ゲーム終了後。
ゴール裏に挨拶にきた選手に対し、野次を飛ばしたサポーターがいたようだ。
その野次に、GK笠原が睨みをきかせていたらしい。
事の真相は分からないが、一言だけ言わせてほしい。
笠原よ、気にするな。
君の闘志とポジティブなエネルギーを
心無いひと言に時間を費やすのは、実にもったいない。
次も、ファイトしてくれればいい。
少なくとも大半のファンは
彼の闘志に勇気をもらったはずだ。
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本当に悔しさが残るゲームだった。
だが一方で、これほど清々しい気持ちになったことは、なかった。
千葉の5本に対し、大宮が放ったシュートは20本。
ゲーム内容は、完全に千葉を圧倒している。
今までの大宮を考えれば、
パーフェクトに近かった思う。
ボールと人が動くムービングサッカーを、
大宮にもできるという事実。
サイド攻撃を主体としながらも、
時折、中央突破を企てる変幻自在な攻撃。
ため息が出るほどの出来栄えだった。
しかもここ最近、それが継続できている。
そこが、大きい。
昨年から今シーズン序盤まで、
私たちは屈辱的な現実を突きつけられてきた。
それを考えれば、敗戦という結果とは別に
充実感を覚えたファンはいただろう。
大山はクレバーだし、ボール奪取も効果的だった。
三門も献身的で視野の広いパスを供給し、幾度となくチャンスを作り出していた。
酒井もボールタッチが多く幾度となくサイドを駆け上がり調子の良さが伺えた。
逆サイドの河面も精度の高いクロスを供給していた。
河本も菊地も守備の安定化をもたらしていたし、
何よりこの2人によるビルドアップは余裕すら感じられる。
FWの大前やロビンは言うまでもない。
後半からのマテウス投入には、相手DF陣にとって相当脅威であっただろう。
失点をしたとはいえ、
驚異的な跳躍力による笠原のビックセーブは、心の底から魅了された。
ゲーム終了後、一部ブーイングが発生したが、
あれは彼らプレイヤーに対してではなく、
レフリーに対するブーイングだったはずだ。
それはともかく、何より千葉のGKロドリゲスのプレーが素晴らしかった。
遅延行為は感心できないが、
サッカーファンとして、彼のプレーは凄まじかったし、
素直に、賛辞を送るべきだろう。
ただし、アウェイ千葉戦は、一歩も譲れないものになるだろう。
選手たちは、僕らサポーターよりもその決意を固めたに違いない。
まとめ
活動している人々に
不公正な重荷を押しつけるのは、
主として甘やかされた子供なのだ。
心理学者アルフレッド・アドラーの言葉が、
確信へと変わった日でもあった。
こういう素晴らしいゲームを展開してくれるなら、
僕はますます大宮サポーターをやめられなくなりそうだ。