J1昇格の夢が散ってから、はや2か月。
物事をかんたんに忘れることができる。そんな人間は、いつだって都合の良い生き物であるということを、この日、身をもって体感してしまった。
NACK5スタジアムへ向かうときの高揚感。
J2であろうと、いやJ3であろうと、きっと変わらないんだろう。
とにかく今年もまた、大宮のサッカーが観られる季節がやってきた!
スタジアムへ向かう自分が、いつもより足早になるぐらい胸が躍るとはことのこと。でも、これは当たり前の日常ではない。

とにかく寒い一日だったが、陽があたるバックスタンドで良かった…
バカボンのパパよりも年をいくつか重ねている自分にとって、たとえば天寿を全うすることができたとしても、あと50回この季節を迎える可能性は限りなく低い。
90歳でゴール裏で跳ねるじじぃを、それはそれで観てみたいものだけど。
この日、私はいつものゴール裏ではなく、少しお金を奮発してバックスタンドの席を陣取った。
今シーズンの行方を占う大事なプレシーズンマッチだ。
新加入選手たちの動きを間近に観て感じる何かを得たい…といえばサマになるが、実はそうでもなかったりする。
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ナシオナル?スアレスやレコバがいたチーム?なになに有名人来る?
えぇ〜練習試合もあるしぃ、稲本も見られる????
…という、ミーハーな発想で近くで見たくなった。
ゴール裏が陰ることでメッチャ寒くなることも想定。
晴れれば、日なたのバックスタンドでぼんやりテキトーに見てみるか…的なぐーたらな考え方を実行したまでだ。
実際、バックスタンドで試合を見てみると、選手達がブツブツいっているところが聞こえてくるし面白い。
ファールを受けて、痛がっているのも目の前なので、大根役者ばりの演技かどうかも、手に取るように分かる。
座ってゆっくり観戦するのもいいもんだ。

この日RSBをつとめた#26アルマンドメンテスの胸板の厚さに目を奪われた。まるでゴリラだった。。。
さて、肝心の試合内容や戦術については、みんな良い記事を書いてくれるから、他の誰かのブログに任せたい。
大宮は負けてしまったが、テストの意味もあったんだろうし、きっと開幕戦は今日と同じスタメンではないはずだ。
少しだけ加えるならば、ハスキッチは当たりだと思う♪
イッペイも、河本も、河面も、奥抜も、また今年もやってくれそうだと思えたのは明るい材料。
逆に言うと、SC相模原とのトレーニングマッチについては、うん。文句言ったって、何も変わらない。
大宮のサッカーをまた観られたという事実を素直に楽しめることができたなら、それでもう言うことなし。
そうそう、ゴール裏にはバックスタンドと違って自慢げな解説者はいないことに気がついた。
喜びを爆発させることもできるし、感情をあらわにすることもできる。やっぱりゴール裏はよいものですな。