最後の最後で2連勝。通算100勝かつシーズン最高勝点45を記録したアルディージャ。しかし、スッキリと終わることができなかったのも事実ですが、嫌なことは水に流してしまいましょう。
2013年シーズン、印象深く心に残ったナイスな出来事をサーッと駆け足でで振り返ってみます。順不同です。
大宮の良かったことだけを振り返る
富山気迫のゴール→富山&増田脳しんとう→エール交換→チェアマン特別賞
第10節5月6日○1-0広島戦。おそらく、今シーズンで一番記憶に残った方も多いのでは。怪我を恐れない富山の気迫あふれるヘッドは、絶対に忘れられないゴールのひとつ。その後、広島のGK増田と衝突。ふたりとも脳しんとうで倒れたシーンは大きく報道もされました。広島サポと大宮サポがひとつになれた、心揺さぶられるゲームでした。ノヴァコヴィッチの紳士的な気遣いも良かったなぁ。
富山と増田のことが心配で、勝利したことを素直に喜べない雰囲気に包まれたスタジアムも印象的でした。
もう宇宙開発なんて言わせない。金澤慎、大幅スケールアップ!
金澤のシュートといえば、枠を捉えずゴール裏上空へ消えていく…。そんなイメージがどこかありました。しかし、今シーズン。彼のシュートは地をはうシュートが多くなり、印象深いゴールも決めています。
第4節3月30日○3-1鹿島戦。
中盤のマークを外した鹿島の隙を見逃さず、ゴール右隅に一閃。ポストに当たりながらも地を這うようなシュートは以前とは明らかに違うほど、スケールアップしたことを印象づけました。
第6節4月13日○1-2C大阪戦
この試合は見どころ満載の好ゲームでした。
開始1分で鮮やかに決めた金澤慎のロングシュートは、まさにクレバー!右足トラップで左ボレーを鮮やかに決めたズラタンのシュートも素晴らしいの一言。負けなし記録と相まってメディアにも多く取り上げられるようになって嬉しい悲鳴も。
そうそう。この試合で忘れられないのが、この日笛を吹いた福島孝一郎主審。彼の誤審で高橋祥平ブチギレ→ダービー欠場なんてこともありました。あっ…これは良かったことというよりは、印象に残ったことですけど。
次も勝つズラ。
「イチ、ニー、サン、ヨンチョル!」も、ありますが、大宮にとっての流行語大賞はこれでしょう。
今日も勝つズラ。
やべっちFCで言わされたズラタンの名ゼリフ。大宮語録のひとつとしてサポーターの間で話題になりました。
さいたまダービー、圧巻のホーム勝利!
第7節4月20日浦和戦○1-0。この頃の大宮はまさに無敵でした。負ける気がしませんでした。この日は負けなし新記録樹立。勝利後の「寝ても大宮」は忘れられません。
今井、ダンス部長就任
想像してください。中央大学時代の今井智基が、後にダンスを踊りまくることになるとは誰が想像したでしょうか。
それにしても勝利後の「寝ても大宮」。肩を組み歓喜の歌を歌う。勝利が、連勝が、こんなにも楽しいとは!!
そして、今井のダンス。明るい雰囲気を醸し出す彼のような選手が、かつて大宮にいたでしょうか?ニューヒーロー誕生を目の当たりにした瞬間でした。
高橋祥平、名誉挽回!気迫のゴールで柏を圧倒
第8節4月26日柏戦 0-4○
チームに迷惑をかけた高橋祥平が魅せた一発。彼が意地を見せてくれたことは忘れてはなりません。
清水慶記スーパーセーブ連発。さよなら、橋本早十。涙の別れ。
J1第33節磐田戦 ○3-0。鈴木社長大ブーイング…なんてこともありましたが、この日、リーグ初先発のチャンスを掴んだGK清水慶記が躍動しました。10年間大宮で戦ってくれた橋本早十の挨拶は泣けましたね。
連敗脱出!渡邉大剛、男泣き。
第24節8月31日横浜マ戦○1-0。涙といえば、この男。渡邉大剛。8連敗という長いトンネルをようやく抜けて、涙する大剛。いかにプレッシャーを感じながらも、一生懸命に戦ってくれていたかが、ありありと分かるシーンでした。
あとがき
他にも、アウェイ大分戦でノヴァコヴィッチが魅せたボレーや、同じく大分戦の青木拓矢の駆け上がりゴール、ベルデニックにHappy Birthday合唱など、印象に残るシーンはそれぞれ数多くあったでしょう。
後半戦はネガティブな印象が強く残ってしまいましたが、少なくとも前半戦はサポーターを大いに沸かせてくれたのは事実。長いシーズンを終え、一生懸命戦ってくれた選手やスタッフたちに、お疲れ様でしたと労をねぎらいたいものです。
来シーズンは、もっともっとサポーターを喜ばせてくれることを願うばかりです。