守備的MFチョ・ウォニ(趙源熙)が大宮へ加入
韓国元代表の守備的MFチョ・ウォニ(趙源熙)が大宮に加入しました。
早速ですが、自主学習も含めて、チョ・ウォニがどんな選手なのか調べました。
軽く、予習してきましょう。
プレーの特徴:タメを作れる
チョ・ウォニの特徴をつかむには、この動画が手っ取り早いです。
彼のプレーがよく分かるようにハイライト編集されています。
韓国のガットゥーゾと呼ばれているようですが、この動画を見る限り激しいプレーというよりも足元の上手さが目立ちます。
調子が良い時の本田圭佑のようにタメが作れる印象です。
動画のように彼がボールをキープできれば、家長が下がり過ぎることが少なくなってゴール前の仕事も増えるでしょう。
これは期待できそうです!
代表選出されるも、プレミアリーグでは花咲かず…
以下は、Wikipediaを読めば大方わかりますが、英語版にはもうちょっとだけ塩コショウしています。英語版Wikipediaを元にまとめてみます。
よくあるエピソードですが、小さい時はフォワードだったそうです。徴兵制にはすでにお勤め済み。
元々は右サイドバックの選手だそう。韓国U-20では左ウィングが主戦場だった模様。
2007年。チームメイトの金南一(元神戸)の負傷離脱により、守備的ボランチへコンバート。そのシーズンは慣れないポジションだったのか相当精彩を欠いたそうですが、翌年は視野が広くなりプレーが改善されたそう。
FA権を取得したチョ・ウォニは、シャルケ04やASモナコなどと接触をしながら、最終的にプレミアリーグのウィガンへ移籍しています。
ところが韓国vsイラク戦で足を蹴られ、ふくらはぎを負傷。残りのシーズンをケガで棒に振ってしまいます。プレミアデビューは2008-2009年シーズンの終盤、ストロークシティ戦でした。翌年2009-2010年シーズンも合わせてもわずか5試合しか出場できず、なかなかスタメンに定着できなかったようです。
フル出場したのは20節のマンU戦のみ。しかも5−0で大敗しています。それ以来、ベンチ入りすらできなくなったことを考えると、プレミアでは苦い思い出が残っていることでしょう。
その後、古巣水原へレンタル移籍という形でカムバック。
大宮と対戦実績あり
その年、チョ・ウォニは、大宮公園でプレーしています。2010年2月14日。小雪が舞う寒い日でした。大宮が初めてタイトル(笑)を獲得したさいたまシティカップ。張外龍監督とマト加入効果で実現した韓国の水原三星ブルーウィングス戦でした。顔がごっつい!という印象はありましたが、プレーはまったく覚えていません。
タフな体力の持ち主
その後は、キム・ヨングォンも在籍している中国の広州恒大へ。
2年目には肋骨骨折するアクシデントもありましたが、スタメンに定着し活躍。
特に、2012年シーズンはかの名将リッピ監督の元、中国スーパーリーグで唯一全試合スタメン出場を果たしています。30節のうち27試合が90分のフル出場ですから、屈強なフィジカルの持ち主であることがうかがい知れます。
2014年は、戦いの場を韓国リーグに。移籍した慶南FCでもほとんどフル出場。14節中13試合で90分出場しているようです。決して使えなくて放出された…というわけではないようです。
被警告率12.6%。想像よりも案外フェアプレーヤー
また、韓国のガットゥーゾと呼ばれているようですが、イエローは少ないのが特徴の1つ。全出場数111試合のうちイエローは14枚。被警告率は12.6%。ガットゥーゾは524試合中イエローとレッドを貰ったのは145枚で27.6%です。余計なカードをよくもらっていた元大宮の藤本主税は、大宮通算の被警告率は24.2%。ラフプレーが多いというわけではなさそうです。
リーグ再開が実に楽しみになってきました♪
ますます期待が高まります!
参照サイト:
wikipedia
transfermarkt
photo credit: illarterate via photopin cc