寒い時期にサッカーウェアのなかでもなにげに重宝するのがインナー。さらにそのなかでも高い機能性を持っているのがコンプレッションインナーです。
暖かさがまるで違いますから、個人的にはスキーやスノボーに行くときのインナーとして重宝しています。
値段が高い。締め付けられる。種類が豊富でどれを選んだらよいかわかりにくい…というわけで、コンプレッションインナーについてまとめてみました。
参考サッカーインナーシャツの種類と選び方
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コンプレッションインナーとは
なぜコンプレッションインナーが選ばれるのか
コンプレッションインナーとは、速乾性、伸縮性、そして疲労軽減効果を併せ持つ高機能インナーのこと。そもそもインナーの役割として備わっている、保温性、速乾性、吸汗性なども持ち合わせているだけではなく、姿勢を正し、筋肉の余分なブレを軽減。これによって筋肉疲労を低減してくれるのがコンプレッションインナーならではの特徴。
なのでアスリートたちがこぞって愛用しているようです。サッカーの世界ではアウェイへの移動だけでも筋肉疲労を引き起こすため、移動時間にコンプレッションインナーを着せているというチームもあるといいます。
ストイコビッチ「アウェイのゲームでは必ず移動があります。その移動時にスキンズを着用することで、長時間の移動による身体的な負担を軽減しています。もちろん試合中でも運動状態の筋肉の振動を減少させ、パフォーマンス向上を促しています。」
出典元:SKINS
とにかく、フィジカルパフォーマンスをベストな状態に持っていくためのインナーが、コンプレッションインナーというわけですね。
普通の人でも着られ、機能性が広がっている
以前は、本格的にスポーツをするプロ向けインナーというイメージが強かったコンプレッションインナーですが、最近は着圧度がゆるく設定されているのもあり、普段着として着用できるインナーウェアも用意されています。365日24時間着用できるのが特徴のSKINS(スキンズ)のコンプレッションインナーが良い例です。
おすすめのコンプレッションインナーは?
ブランドやメーカーによってその個性は各種いろいろありますが、コンプレッションインナーで人気を博しているのが、UNDER ARMOUR (アンダーアーマー)とSKINS(スキンズ)のツートップ。そこにmizuno(ミズノ)がちょっと突き放された形で追随しているという図式にマーケットはなっているようです。サッカー以外で言えば、この他にも、2XU(ツータイムスユー)、C3fit(シースリーフィット)、CW-X(シーダブリューエックス|ワコール)あたりが人気ですが、これらはフィットネス、ランニングなどのコンプレッションインナーとして想定されています。
サッカーで愛用者が多い人気のブランド、UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)とSKINS(スキンズ)をピックアップして下記にまとめてみました。
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)「コールドギア」
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コンプレッションインナーのパイオニアといえば、大宮アルディージャのサプライヤーでもあるUNDER ARMOUR (アンダーアーマー)。サッカーというよりは野球のサプライヤーブランドとして有名かもしれませんが、創業者はアメリカンフットボール選手だそう。
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)のインナーで売れているのが「コールドギア」。
スポーツをする際、寒いと体が動かない。
しかし、重ね着をすると動きにくくなる。
そんな悩みを解消してくれるのが「コールドギア」というわけで、人気のインナーです。裏地に起毛した生地を施すことで、抜群の保温性を実現。一枚着ているだけで適度な保温性があり、吸汗性にもすぐれ、あらゆる動きにも対応するストレッチ性が特徴です。
参考UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)のコールドギアを買ってあまりの暖かさに感動してしまった件
コールドギアの種類
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)のコールドギアは大きく3種類に分かれます。
- 定番モデル:EVO(エボ)
- 速乾性重視モデル:THERMO(サーモ)
- 伸縮性と速乾性を兼ねたハイエンドモデル:ARMOUR STRETCH(アーマーストレッチ)
それぞれ下に行くほど値段が高くなり、公式サイトのリリースによると安価なものだと5千円前後から上は1万3千円ぐらいまでとされています。しかし、実際の市場価格は高くても1万円は切っています。
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)コールドギア愛用者の口コミ
愛用者の口コミも調べてみました。楽天市場やアマゾンの口コミを見る限り概ね好評であるようです。
温かいうえに衿が閉まっているので雨や雪の侵入が無くて助かります。また汗をかいた後でも快適です。
ヒートテックでは感じられない機能です。
防寒性能、肌触りとも申し分ないです。
ユニクロのヒートテックに比べると高く感じますが、その価値はあり
素材が薄く寒いかと思い、結構着込んでゲレンデ出たのですが、暑くてたまりませんでした。
そこで翌日はTシャツにこれとウェアーで出たところ寒くも無く動き易く、そして汗をかいても乾きが早くとびっくりです。
新しい素材はこれほど良いのかと実感ができる1枚でした。
定番モデル:EVO(エボ)
▽ほどよいフィット感を求める人用▽
▽女性用ウェア▽
▽ボトムス▽
▽女性用ボトムス▽
速乾性重視モデル:THERMO(サーモ)
▽ウェア▽
▽女性用ウェア▽
▽フィット感が苦手な人用▽
▽レディース用ボトムス▽
伸縮性と速乾性を兼ねたハイエンドモデル:ARMOUR STRETCH(アーマーストレッチ)
▽メンズウェア▽
▽ボトムス▽
SKINS(スキンズ)
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ランナーや自転車選手を中心に愛用されています。サッカーだとジェフや柏レイソルのサプライヤーにもなっているようです。
先述しましたが、365日24時間着用可能というのが特徴。従来のコンプレッションインナーとは違い、着圧感は緩めの設定のようです。ただ、ちょっと価格が高めであるのが難点ですが、それだけに品質が良いという声もあります。
- 日本人の体型に合わせたオールラウンドモデル A200
- 激しい動きでもブレない着用感を維持した A400
- 運動後の疲労回復を目的とした RY400
などがラインナップされていますが、人気はコンプレッションインナー初心者向けの商品「A200」でしょうか。
SKINS(スキンズ)A200愛用者の口コミ
SKINSの口コミを見る限り、筋肉疲労のリカバリーに特化した効果を発揮するようです。24時間着られることが特徴とされていますが、意外にも圧着感を感じている人が多く見受けられます。ある程度、慣れも必要なのかもしれません。
楽天やAmazonの使用者の声を要約すると…
- これを着て運動すると疲労感がぜんぜん違う
- 締め付けが程よい
- 断熱効果が高い。ジョギング時、半袖のジャージと手袋をするだけで寒くない
- 記事の収縮性が強いが5〜6回着用すると慣れてくる
あとがき
コンプレッションインナーは、決して安い価格帯ではないので初心者には敷居が高いウェアです。しかし、一度着てみると、特に私の場合はその保温性の高さに驚いてしまいます。真冬のサッカーシーンには、欠かすことの出来ないと感じてしまいます。スキーやスノボーなどのウィンタースポーツなどにも相当重宝しそうです。