nuro光に加入したらウィルス対策ソフト「カスペルスキー」(月額基本料500円相当)が無料で、Windows、Mac、Android、iPhoneなど、最大5台までインストールできるというので、早速、愛用しているMacBook Proにインストールしてみました。

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カスペルスキーをインストールしたらChromeで検索ができなくなった
しかし、カスペルスキーをインストールした直後から、Google謹製のブラウザ、Chromeからウェブ検索しようとするとこんなエラー画面が表示されてしまいます。なんじゃこりゃ。
まず、エラー画面の内容は「SSL接続エラー」だそう。エラー画面の詳細表示をクリックすると…
サーバーとの安全な接続を確立できません。サーバー側に問題があるか、サーバーが必要とするクライアント認証証明書を所持していない可能性があります。
との説明が。
SSL接続エラー画面が表示されるのは、Google検索するとき。Yahoo!にアクセスしてYahoo!の検索窓から検索するときはエラーにはなりません。
ちなみにエラーが生じる環境は次の通り。
- MacOS:Mavericks 10.9.2
- Chrome:バージョン 34.0.1847.131
- カスペルスキー:14.0.1.46a.b
カスペルスキーのSSL接続エラー回避方法
で、ChromeのGoogle検索によるSSL接続エラー回避方法の手順は次のとおりです。
まずFinder(デスクトップ)上のメニューバーに表示されているカスペルスキーのアイコンをクリックします。
表示されるメニューの一番上、「カスペルスキー インターネット セキュリティー」を選択。
するとカスペルスキーの環境設定画面が表示されますので、中央下の「ウェブ保護」をクリック。
環境設定画面の「プロテクション」タブを選択し、ウェブ保護メニューの「安全な接続(HTTPS)をチェック」のチェックボタンを外す。
これでChromeでGoogle検索ができるようになります。
「安全な接続(HTTPS)をチェック」のチェックボタンを外しても良いのか?
ところで、せっかくカスペルスキーが安全な接続をチェックしてくれるというのに、このチェックボタンを外してしまっても良いのか…という疑問が残ります。
PCとサーバーとのデータのやりとりを暗号化し、安全性を保つのがSSLプロコトル。ブラウザのURLに「https://」と表示されたときSSL接続、つまり安全性が担保された状態でウェブ接続していることになるはずです。カスペルスキーがこの状態もチェックしようとするのは、カスペルスキーの公式サイトによると
ほとんどのアンチウイルス製品では、SSL トラフィックがスキャンされないため、サイバー犯罪者たちがこのような SSL プロトコルの特性を悪用して悪意のあるプログラムを蔓延させるケースが多く発生して
いるからなのだそう。
ただしサイトによっては、カスペルスキーで「安全な接続(HTTPS)をチェック」してしまうと、接続することができないものがあるようです。実際、先の公式サイトでも、信頼できるサイトへの接続の際には、チェックを外すよう説明がありました。
プログラムによっては、この自己署名証明書の受け入れを拒否し、接続が確立できないものがあります。Kaspersky Lab のエキスパートは、次の場合には SSL トラフィックのスキャンを無効にすることをお勧めしています。
- たとえば、お客様がアカウントを持つ銀行の Web ページなどの信頼できる Web リソースに接続するとき。このような場合は、銀行の証明書の正当性を確認することが重要です。
- 接続を開始するプログラムが、ユーザとのやりとりなしに必要な Web リソースの証明書を確認する場合。たとえば、MSN メッセンジャーは、サーバと安全な接続を開始するとき、Microsoft Corporation の電子証明書の正当性を確認します。
まとめ
Googleは信頼できるサイト…というわけで、カスペルスキーの「安全な接続(HTTPS)をチェック」を外してしまっても問題はありません。といっても、怪しいサイトをウロウロする方は別問題なのでしょう。あとは自己責任ってやつですね。