ロングスローの投げ方やコツはあるのか?
スローインで遠くに飛ばしたい。そう考える小学生は多いでしょう。
そりゃあそうですよ。スローインは、フィールドプレイヤーが唯一手でボールを扱えるシーンなんですから。相手ゴールに近いところから、一気に投げられるのであれば、それはそれはもひとつの武器になります。
スローインの名手といえば、プレミアリーグはストーク・シティで活躍したロリー・デラップ
<Rory Delap>(現バートン・アルビオン)。
人間発射台とまで呼ばれた彼のスローインは、まさに爆発的でした!
この映像を見れば、一目瞭然。
ベンゲル監督が「新種のセットプレイ」と舌を巻いただけのことはあります。
あれは新種のセットプレイだ。
サッカーは足で行うスポーツだ。全くあのようなスローインは不公平だ。スローインを廃止し、キックインを導入すべきだ。
対策の為に練習がしたいが、類似のボールの軌道を作り出せる選手が存在しないんだ!!
ロングスローできる人の共通点
では、彼のように、遠くへ飛ばすスローインの投げ方や方法はあるのでしょうか?残念ながら、カンタンなコツなどはなく、上半身の筋肉トレーニングによって鍛えるしかないようです。
ロリーデラップは、もともとやり投げの選手。そもそも上半身の鍛え方が違うのです。
日本でロングスローの名手といえば、サガン鳥栖の藤田直之選手も有名です。やはり彼も上半身(背筋)を鍛えたことがきっかけとなっているようです。
2011年シーズンの開幕戦後に左足第5中足骨を骨折し、下半身のトレーニングができなかった期間に背筋を中心に上半身を鍛えたことで、ロングスローを操ることができるようになった
出典:wikipedia
ロングスローを投げたいのなら、投げる練習を重ねるしか方法がありません。
しかし、藤田もロリーデラップも、投げ方に共通点が。
- ボールを頭の後方に持っていったとき、ボールを持っている手をさらに後ろに反らせる(しならせる)
- 投げる瞬間、両足は揃えない
- ボールが滑らないように投げる前にボールを拭く
- ライナーで投げる
いずれにしても、練習なくしてロングスローは投げられません。
何事も地道な練習が、己の道を切り開くのです。