2014年J1第19節G大阪戦。運にも見放されたシーンが多かっただけに、今はグッと堪えるしかなさそうです。大宮サポに求められるのは、強靭な忍耐力。厳しけれど、これが現実です。
この日、テレ玉中継の裏で、スカパー!で金田喜稔氏が解説を担当。金田氏による大宮の課題の指摘と大熊監督へのインタビューが興味深かったのでいつのもように紹介します。
大宮の課題
立ち上がりは悪くなかったし裏を取る動きもパスも狙いもあった。けれど、形だけやるのではなくて継続してやり切るチカラと気持ちが大宮には足りない。
やり切るチカラはともかく、「気持ちが足りない」のはチームを引っ張っていく責任感ある選手がいないからでしょうか?
つなごうとしたのか余裕が無いので蹴りだすだけになったのか、ちょっとわからないけれど、(大宮が先制点を献上した)今井のクリアは悔やまれるシーンだった。
二失点目のパトリックvs今井、そしてケガ…。決して今井を責める気にはなりません。運がなかっただけ。早くケガが癒えることを願うばかりです。
大熊監督へのインタビュー
インタビューは要約編集していますが載せておきます。
金田氏:富山は中盤の横で起用されていて、チーム全体でどうやって使っていくのかなって僕はゲーム観ながらあまり感じなかった。けど、チーム全体としては背後を取る動きとかがすごく出ていて迫力がある攻撃に見えていました。
ところが前半の途中から、そこをやらなくなったのか、やれなくなったのか…。いい形ができず、相手に主導権を取られたなという印象があるんです。もうちょっと良いリズムを継続できなかったのかなぁって観ていたんですけど、どうなんでしょうか?
大熊監督:自分たちの時間帯に点が取れなくて、ルーズボールを今野あたりに拾われだしてボランチのあたりにリズムを作られるようになったんで、そこのケアをしないと(相手の)リズムが出てしまいますね。(G大阪は)個がやっぱりチカラがあるので、その時に点を獲れないとなかなか難しいかな…。
金田氏:先制点を相手に取られてしまってチーム全体が苦しんでいます。それを守備で変えるのか、攻撃で崩して取っていくのか…どちらに重心をかけていこうかと思われているんですか?
大熊監督:セットプレーの失点が多いのと、崩されてというよりもディフェンスラインとキーパーとのコミュニケーションの部分で失点しているのがあるんで、ある程度前に迫力ができてきた分、やはりきちっとした守備から入ろうというのは言い続けている中で、今日もセットプレーからの失点だった。そこは整理しているし今後もそうしたいと思っています。
金田氏:勝ち点3を取ることで、今チーム全体がやっていることの自信というのが深まると思います。立ち上がりの勢い、やろうとしている選手たちの気持ちっていうのが、もうちょっと続いたほうがいいんじゃないかなぁって思っているんですよ。先制点を取るために一番近道として今何を考えているのでしょうか?
大熊監督:セットプレーではウチが後ろ向きにされているところがあってコーナーキックにされているところがある。今は守備をしっかり前を向いて90分間なるべくできるということは主眼をおいてやっていかなければならないと思います。
金田氏によるG大阪戦総括
先制点を取られてしまう苦しさっていうのは、当然大熊監督も感じていることだと思う。今日はそこを互角に闘いながら、押し込まれてのコーナーキックが多かった。
そこはパトリックのシンプルなプレーによって(攻撃の)数を増やされ、結果的に、その流れで先制点を取られてしまった。
守備で集中しながらもなるべくそういうリスクを避けて、奪ったボールを正確に相手のゴールまで運んで点を取ること。ゲームの流れの中で、シュートで完結させることをいかに増やすかというところが同時に課題になってくる。
その辺を考えて次のゲームまでに準備をするのではないかという印象があります。
勝てないとイライラしてしまいます。
とにかく勝ち点3がほしいです。
幸い、勝ち点の差は大きく開いていません。とりあえず降格圏脱出に向けて突き進むのみ。気持ちを切り替えたいです。