キックオフのやり方は、誤解をしやすいことが意外に多いような気がします。
キックオフのよくある誤解
例えばこんな誤解を見聞きします。
- キックオフをするチームは、センターサークル内に2人までしか入れない。
- いわゆるチョン蹴りなしで、いきなりシュートしてはいけない。
- キックオフは間接フリーキックと同じ。
こうした誤解している審判は、少年サッカーとはいえども信頼されることはありません。
第8条のキックオフの定義を確認すれば、上記の例が誤解であることがわかります。
キックオフゴールは認められる
キックオフから直接得点することができる。
キックオフでいきなりシュートを打ってもOKなのです。
※追記:上記動画は味方競技者がインプレー前(シュート前)に相手競技者のフィールドに侵入していますので、実際はゴールを認めるべき事例ではないと思われます。ご指摘いただいた方、ありがとうございます。一応、動画事態は残しておきます。
※追記2:8人制の場合はキックオフゴールは認められていないというご指摘を頂きました。ありがとうございます。
一人がチョン蹴りをしてその後シュートをしても良いですし、いきなりシュートをしてもOK。どちらもボールが相手競技者のフィールド側に出ていれば問題ありません。ただし、最初のチョン蹴りが前に出ていなければゴールは認められません。
キックオフするチームは、センターサークル内に何人いても良い
キックオフをするチームの相手競技者は、ボールがインプレーになるまで9.15m(センターサークルの大きさ)以上離れる。
キックオフする方はセンターサークル内に何人いても良いことを示しています。プロの試合を観ていると、ほとんどの場合センターサークル内に2人しかいませんが、単に非効率だからそうしているだけです。
実際、サークル内に2人以上いるケースもたまに見かけます。
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ボールは、蹴られて前方に移動したときインプレーとなる。
いわゆるチョン蹴りは、とりあえずボールに触ればよい間接フリーキックとは違います。ボールに触れるだけではダメ。
キックオフは、必ず相手チームのハーフコート側に出さなくてはなりません。当然、後ろにチョン蹴りしたら笛を吹いてやり直しさせます。
まとめ
キックオフのルールは、ジャッジに大きな影響を及ぼさないためか、スルーしてしまうお父さん審判は多いです。練習試合では許されても、いざ公式戦になると笛を吹けないは感心しません。練習でできないことは本番でもできません。初心者ならばなおさら、普段からキチンとジャッジするよう心がけたいものです。