ヒマそうに見えて結構忙しい!?恥ずかしの第4審判体験記[サッカー審判]

サッカー審判

4 minutes of stoppage time
4 minutes of stoppage time / randomduck

先日、少年サッカーの試合で第4審判をやる機会がありました。

主審と4審、どっちやりますか?とYコーチの問いかけに迷わず「4審!」と答えたわけですが、直後に後悔。

よくよく考えてみると、4審をやるのはこれで二回目というド素人なんですけど…。

はっきり言うと、何をどうして良いのやらパッパラパー。それからは、心のなかではウォ〜ン、ウォーンと警告音が鳴っている状態に。

ラクしたいという怠け根性が、天罰となって跳ね返って来たのね。

やばい、どうしよ〜どうしよ〜と焦る中、とりあえず、その場で考えたことは…

  • 背筋をピンと伸ばして堂々たる風格を醸し出す
  • オードリーの春日をイメージしながら、余裕の表情を作る
  • とりあえず試合をちゃんと見る(フリをする)
  • 得点と交代要員の記録はする…どうやるかわからないけど
  • 交代要員の用具チェックをする(スネアテと靴紐など)
  • 給水タイムにはベンチ前ラインで選手のコントロールをする(フリをする)
  • 前後半終了1分前になったらハーフウェーラインに直立する(これは知ってた!)
  • ロスタイムを主審が伝えてくれたらベンチに報告する(つもりでした…忘れてたっ!)
  • あとは、なるようになる…と信じる

という感じ。

フレンドリーマッチでも緊張するのは、ケツの穴が小さい証拠ですね。

実際にやってみると主審や副審ほど出番が多いわけではないのでミスは目立たないのですが、3点目が入ったのが前半か後半か、記録し忘れてしまうポカがありました。

結構、大きなミスだな、こりゃ。

ちょうど3点目のゴールが入った時、子供が近づいてきて、交代をお願いされていたんです。

オジサンはデュアルコアのスマホじゃないんだよ~。用具チェックと得点記録なんて、同時に違うことなんかできないも〜んなんて思いつつ、その3点目を記録し忘れてしまうというミスを犯してしまうのです。

しばらく試合を見ているふりをしながら、さっきの1点は前半だったのか、え~と後半だったっけかな〜と迷った挙句、エイ!ヤーッ!で、後半に1点追加しておきました。

ま、別に主審が記録しているからいいかぁ〜と開き直りつつ…。

いけませんね(^_^;)

このままでは一生懸命プレイしている子どもたちに申し訳ないので、しっかり反省し、ルールブックを復習しておきましょう。

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第4審判員の役割

4審の役割とは具体的にどのようなことがあるのでしょうか。サッカー競技規則のP57あたりに、第4の審判員およびリザーブ副審という項目があります。

・第4の審判員は、競技会規定に基づいて任命することができ、リザーブ副審が任命されていない限り、3名の審判員のいずれかがその職務を続行することができなくなった場合にその職務を行う。第4の審判員は、つねに主審を援助する。
・競技会の主催者は、競技会開始に先立って、主審がその職務を続行することができなかった場合に、第4の審判員が主審として務めるのか、第1副審が主審となって第4の審判員が副審を務めるのかを明確にしておく。

主審が体調不良などで、代わりになるかもよってことですね(試合前に心の整理をしておく)

・第4の審判員は、主審によって要請された試合前、中、後の管理上の任務を援助する。
・第4の審判員は、試合中の交代手続きを援助する責任を持つ。
・第4の審判員は、交代要員の用具をフィールドに入場する前に点検する権限を持つ。用具が競技規則に適合していない場合、主審に伝える。

交代前に用具点検して、交代の告知を主審に伝えるわけです。

・第4の審判員は、必要に応じ、ボールの交換を管理する。試合中にボールを交換しなければならなくなった場合、主審の指示によって別のボールを供給することによって時間の遅延を最小にする。

球拾いみたいなもんかな?ん〜なんとなくイメージできますね。

・第4の審判員は、競技規則に従って、主審が試合をコントロールするのを援助する。しかしながら、主審は、プレーに関するすべての事柄を決定する権限を持つ。
・試合が終了したのち、第4の審判員は、主審や副審が見えなかった不正行為やその他の出来事について、関係機関に報告書を提出しなければならない。第4の審判員は、作成した報告書について主審と副審に知らせなければならない。

試合を観るではなく、監視すべきなんですね。

・第 4 の審判員はテクニカルエリアに入っている者が責任ある行動を取らなかった場合、主審に伝える権限を持つ。
・競技会規定に基づき、リザーブ副審も任命することができる。その任務は、唯一職務を続行することができなくなった副審に、または必要に応じ第4の審判員に代わることである。

コーチや(少年団ならば)観戦者に対してのコントロール(暴言やヤジ、観戦方法などを注意する)するのね。気が小さいと疲れそう…。また、主審だけではなく 副審の交代要員でもあるのね。

う~ん、いろいろと難しく書いてありましたが、なんとなく分かりましたよ。

一見、暇そうに見えて、実は忙しいというのが第4の審判員なのです。