カードを出した後にすべきこと
zidane! / szapucki
さて次に、イエロー(レッド)カードを出した後、どうすれば良いのでしょうか?
カードを出した後、すぐにやるべきことは、記録です。
記録すべき項目
カードを出したとき記録するのは、
- 選手の背番号
- 時間
- チーム名
- 反則の種類
です。
反則の種類の書き方
記録したメモは、後で審判報告書に清書することになりますので、上記の項目はもれなく記載しましょう。
また、書き方にも注意が必要です。私が初めてイエローカードを出した時、背番号と時間を数字だけ書いてしまい、どちらが背番号か時間なのかわからなくなり焦ったことがあります。背番号は数字だけ、時間には分表示を記入することをオススメします。たとえば、大宮の選手10番に反スポーツ行為で、15分にカードを出したときは、こんな感じに。
大 10 15′ 反
ちなみに、最後の反則の種類については次のように省略しています。
イエローの場合
- 反スポーツ的行為:反 (C1)
- ラフプレー:ラ (C2)
- 言葉または行動によって異議を示す:異 (C3)
- 繰り返し競技規則に違反する:繰 (C4)
- プレーの再開を遅らせる…遅 (C5)
- CK、FK、スローインでプレーを再開するとき規定の距離を守らない:距 (C6)
- 主審の承認を得ずフィールドに入る、または復帰する:入 (C7)
- 主審の承認を得ず意図的にフィールドから離れる:去 (C8)
※漢字で書くと時間がかかるので、()内のように記号で書くのが正式です。覚えられないなら漢字でも良いと思います。
レッドの場合
- 著しく不正なプレー:不正 (S1)
- 乱暴な行為を犯す:乱暴 (S2)
- 相手競技者あるいはその他の者につばを吐きかける:つば (S3)
- 競技者が意図的に手でボールを扱って相手チームの決定的な得点機会を阻止:阻止(手) (S4)
- FKあるいはPKとなる反則でゴールに向かう相手の決定的な得点機会を阻止:阻止(他) (S5)
- 攻撃的な侮辱的なあるいは下品な発言や身振りをする:暴言 (S6)
- 同じ試合の中で二つ目の警告を受ける:警2 (CS)
なお、チーム名も大宮vsG大阪のときは、混同しないように書く必要がありますよ。ユニフォームの色で書いてもOKです。
要は、審判報告書に書く時に間違えてなければ良いのです。
スマートな記録の取り方
このとき、記録する審判カードにメモをとるのが普通ですが、一連の行動に時間がかかるため、なんかスマートじゃないんですよね。
先輩審判に教わったのですが、手際よくさばきたいときは、カードに直接書き混んであげるとラクです。
出したカードに直接書くだけですので、改めてメモを取り出す必要もないですし、書いたメモもカードなら指でこすればカンタンに消すことができます。
もちろん、審判カードに直接書くが正攻法。どちらもその場をスムーズに捌いてあげるのがポイントだと思います。