脱初心者!サッカーの副審で気をつけたいコツは8つ

サッカー審判

少年サッカーで審判といえば、その多くがお父さん審判。主審よりも副審(線審、およびラインズマン)をやるお父さんが実に多いですよね。ゲーム全体をコントロールする主審に比べ副審はハードルが低いため、オフサイドさえ覚えてしまえば比較的カンタンにできてしまうからでしょうか。

しかし、少年サッカーとはいえバカにはできません。公式戦になれば、副審であってもギャラリーやベンチからヤジが飛ぶことも…。いくら初心者とはいえ、副審であってもしっかりジャッジできないと子供の前で情けない思いをしてしまいます。

そこで、このエントリーでは、脱初心者を目指すために、サッカー副審のコツとやり方をまとめてみました。できる副審はこんなコトをやっている…というポイントは8つ。逆に言えば、このポイントを抑えていれば、立派にジャッジできるようになるはずです。

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ゴールネットのチェックをしてくれる

試合のキックオフ前に初心者の方はすぐに副審の定位置につこうとします。出来る人は、必ずゴールマウスへ直行。ゴールネットが破れていないか、穴が空いてないかチェックしています。上手な人ほどやっています。
副審の監視

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サイドステップを踏んで動く

上手い方は体の正面を必ずフィールドに向けてサイドステップを踏んています。オフサイドラインをしっかりと監視するためにもサイドステップは基本中の基本です。このほうが速い動きにもすぐに対応できます。決してベタベタと走ったりはしません。
副審の走り方

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アイコンタクトができる

初心者の副審の方で一番困るのが、主審とアイコンタクトをしてくれないこと。とにかく、アイコンタクトをしてくれないので、主審と副審のジャッジがバラバラになってしまうことが多々あります。ギャラリーやベンチをイライラさせるジャッジは「迷い」です。「どっちなんだよ!」と突っ込みたくなる判定は審判への不満感につながります。どちら側のボールなのか副審がジャッジする際は主審にアイコンタクトを必ず送るようにすると落ち着いてジャッジできるようになります。
アイコンタクト

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ゴールキック時にちょっとした気遣いをしてくれる

ゴールキック時の位置取りに、ちょっとした気遣いをしてくれるのができる副審です。

ゴールキック時、副審が監視すべきことは

  1. ボールがゴールエリアに入っているか確認
  2. ペナルティーエリア内の確認
  3. オフサイドラインの確認

ですが、この3つを監視するときに、気遣いが上乗せされます。

たとえば、ゴールキックの際にボールがゴールエリアに入っていることを確認したら、ここで主審にアイコンタクトを送ってくれます。ボールが正しくセットされたことを「グーサイン」で合図してくれる方もいます。これは主審にとっては安心ですし、ギャラリーにとってもきちんと監視してくれるという安心感が生まれるわけです。※厳密に言うと副審は手によるシグナルを明白に示してならないのですが、事前に審判団で打ち合わせされた目立たない合図はOK。
ゴールキックの監視
ちなみに、ペナルティーエリア内の確認について、競技規則の「審判員のガイドライン」には次のように書かれています。

ボールが正しくゴールエリア内に置かれたならば、副審はペナルディーエリアの橋まで動き、ボールがペナルティーエリアから出る(ボールがインプレーとなる)ことや攻撃側競技者がエリア内にいないことをチェックしなければならない

ペナルティーエリアからボールが出てはじめてインプレー(プレースタート)となります。ボールがペナから出ないうちにプレイヤーが触ってしまうと、ゴールキックのやり直しになります。これを監視するわけです。また、攻撃側の選手もゴールキック時にペナルティーエリア内にいてはいけません。

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コーナーキック時の振る舞い

コーナーで正しいボールの置き方を知らない副審さんがいます。ボールは、コーナーアークのライン上に一部分でもかかっていればよいのです。

コーナーキックのボールの位置

ボールはコーナーアーク内に置かなければならず、
キックされた時にインプレーとなるので、
インプレーになるためにコーナーアークから出る必要はない

間違えた置き方を子供に指摘して、子供が「はぁ?」という顔をされるのははずかしいです。ちゃんと覚えましょう。

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マイボール側の手を使ってフラッグを挙げる

フラッグを挙げる手は、どちらでも良いわけではありません。上手な副審の方は、必ずマイボールになったチーム側の腕を使ってフラッグを挙げるようにします。守備側のボール(ファウル)であれば右手、攻撃側のボール(ファウル)であれば左手で挙げます。初心者の方は、左にフラッグをあげる際、右手で挙げる方が多い。ジャッジにフェイントはいりません。

副審の旗の上げ方

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フラッグの挙げ方と持ち方にもこだわる

守備側、攻撃側のスローインであることを示す際、フラッグは斜め上に挙げるようにします。真横にあげている副審をよく目にします。
旗の上げ方

また、フラッグが綺麗に上がるよう、フラッグを握る手は人差し指だけ伸ばす人もいます。オフサイドラインをチェックするためにフィールドを走るときは、フラッグを必ず下ろしたままにしておきます。上手な方は、フラッグでラインを差しながら走る人もいるようです。

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コーナーとゴールキックのサインをハッキリさせる

これも良くない例ですが、ゴールキックなのかコーナーなのかフラッグの挙げ方がはっきりしないこともあります。コーナーの場合はコーナーアークの真横に立って右下を指し示すのが正しいジェスチャー。コーナーアークの正面に立ってコーナーアークを差しても、ゴールキックと区別がつきません。
コーナーキックの副審のシグナル

まとめ

副審で注意しておきたいポイントは、おおよそこんな感じでしょうか?

上手にジャッジできるようになるためには、こんなポイントを意識してあとは場数を踏むだけです。もう慣れるしかありません。野次られることにも慣れが必要です。