サッカー4級審判を取得するということ
サッカー少年団チームのお手伝いをしていると、コーチたちに線審やってよ〜とか、お願いされることがありませんか?子供たちの試合でレフリーをやるのは楽しい。けれど、いざ一念発起して4級審判を取得するとなると、それなりにお金もかかりますよね。
私は、ただ楽しくて、お金のことをまったく考えずに突っ走ったのですが、あとから買い揃えるものがあることを知って結構、散財しました。でも、後悔はしていません。だって、子供たちのサッカーに真っ向から関われるのですから。どうせなら、子供と一緒にサッカーを楽しんでしまうほうが、一生の思い出にだってなります。子供だってお父さんのレフリー姿はちょっとは嬉しいはずです。
とはいえ、サッカーのレフリーをするためには、それなりにお金がかかります。当然、ホイッスルは必須アイテムですし、当然、審判服だって買い揃える必要があります。ライセンスを取得するのにも受験料だって要ります。
これから審判のライセンスを取得しようと考えているならば、ぜひ、後述する記事を参考にしてみてください。実際に私がレフリーとして活動するまでに購入した道具と費用を挙げておきます。こんなはずじゃなかった!なんて思う前に、ご一考していただければ幸いです。
4級審判を取得するにあたって発生したお金と用具
私が買い揃えたものや審判取得にかかったお金と用具を列挙します。なお、下記に表記する価格は私が実際に支払った金額です。Amazon、楽天市場はもちろん、東京近郊や地元のスポーツショップを隈なくまわって、これはお買い得だと思ったショップを選んで購入しました。実際の購入金額ですので、参考になるかと思います。Amazonや楽天市場などのネット通販をご覧いただき、私の購入金額とかけ離れていなければ、またはそれよりも割安になっていれば、お買い得だと思います。
4級審判受講料
審判受講料(受験料?)は、占めて4,000円かかりました。
内訳は、下記の通りです。
- 講習会費:1,000円
- 日本サッカー協会登録費:2,500円
- 地域サッカー協会登録費:0円
- 都道府県サッカー協会登録費:500円
詳しくはこちらのサイトで確認してみてください。もちろん、取得する階級カテゴリによって受講料に違いがあるようですが、ここでは割愛いたします。
サッカー主審(レフリー)用腕時計
レフリー用の時計は2本買い揃えました。
試合中に片方が故障した時用にです。実際、プロのレフリーは両腕に時計を2つつけています。少年サッカーのレフリーとはいえども、レフリングが上手な方や一つ上の階級である3級審判の方たちは、きちんと2つ腕時計を用意しています。
私の場合、時計を2本つけていると、それらしく見えるという不純な動機ではありましたが、レフリーに求められるのは、まず風格です。いい加減に見える審判は、ギャラリーやベンチから信用されません。少年サッカーではレフリーに対するヤジは許されていませんが、そうは言っても、ミスジャッジをすればプレッシャーは少しぐらいあります。だからこそ、形から入ることがとても大切なのです。
[カシオ]CASIO 腕時計 PHYS フィズ TIMERS11 RFT-100-1JF
まずは「[カシオ]CASIO 腕時計 PHYS フィズ TIMERS11 RFT-100-1JF」という逸品。
これはレフリーの間では定番となっている腕時計。公式戦で笛を吹くならば必需品だと思います。
カシオのフィズの特徴は、なんといってもロスタイムの計測ができるのとアラームがバイブ仕様になっていること。とりあえずフィズをつけている審判は、第一印象としては「あぁ、ちゃんとレフリングしてくれるかなぁ」と思われるのではないでしょうか?
私はAmazonで購入。購入当時、¥8,504でした。
操作性もわかりやすく、個人的にはもう一個欲しいぐらい気に入っています。
ただし、今は生産中止になってしまったため、代替品を購入するしかありません。
[カシオ]CASIO 腕時計 SPORTS GEAR スポーツギア W-734J-9AJF
私は、アラームを鳴らさずに使用する予備用の時計として使用しています。とにかく予備として使用したかったので、時間が計れればいいという観点で選んでいます。
[カシオ]CASIO 腕時計 SPORTS GEAR スポーツギア W-734J-9AJF メンズというスポーツ用腕時計。¥1,980でした。
激安品ですが、粗悪品ではありません。しっかり動いてくれますし、使用していて何ら問題はありません。予備としては最適だと思います。
レフリー用ホイッスル
お恥ずかしい話ですが、4級審判を取得したばかりの時、「ホイッスルなんて100円ショップでゲットすればいいじゃないかぁ」…なんて本気で考えていました。これ、絶対にダメです。
音色が軽くて不安定。まるで幼稚園の先生みたいになってしまいます。
子供たちに馬鹿にされるのは確実です。たとえ、指摘されなくても周りからは失笑されること必至です。
ホイッスルは、サッカー主審の生命線です。
笛の音色で、ジャッジの良し悪しがわかるほどです。ホイッスルは必要最低限のものを選んでください。
定番はコレ。ノンコルクのホイッスル「molten(モルテン) ドルフィンプロ」
サッカー審判でホイッスルの定番といえば、モルテンのドルフィンでしょう。
私が購入したドルフィンの型番は、molten(モルテン) ドルフィンプロKP ホイッスル BK(黒) WDFPKPBK。¥1,558で購入しました。
ホイッスルにはコルクが入っているものがありますが、ドルフィンはノンコルクです。強く吹かないと弱々しい音色になってしまいますが、メリハリを付けて笛を吹くとキレイに鳴り響いてくれます。
初めのうちはノンコルクを吹きこなすのは意外と大変ですが、きちんと吹けるようになると子供たちからも信頼されますよ。
予備用ホイッスルはコルク入りまたは音色が違うものを用意するべき
ホイッスルも予備を購入することをおすすめします。予備を購入するなら、コルク入りのホイッスルがオススメです。
少年サッカーは、グランド上に複数面コートを設営して試合をやることが多いです。そのため隣のコートの笛の音色と同じ音色になるとプレーしている子供たちが迷ってしまうことがあるのです。
できる審判は、隣のコートで笛を吹く主審と事前に打ち合わせをして、笛の音色を変えるなんていう配慮をする方がいます。
もちろん、試合中にホイッスルが壊れてしまうこと(そんなにありませんが…)も想定して、私は2個用意しました。もし仮に、ノンコルクの笛を買ったならば、もうひとつはコルク入りの笛にしましょう。確実に音色が変わりますから、後々役に立つはずです。
私は「PUMA(プーマ) プラスチックホイッスル 880702 ブラック」を3,000円で購入しました。当時、衝動買いに近いノリで購入したので、この笛に関しては、調査せずにゲットしました。本当は2,000円代で購入できるようです。
ただし、今は生産中止になってしまったので他のホイッスルを紹介しておきます。
ホイッスルリストまたはホイッスルフィンガー
ゲーム中、ホイッスルは指または手首に付けておくと安心します。落としたらジャッジできませんから。間違っても首から紐でかけないように。危ないですしね。
adidas(アディダス)【Z1366】ホイッスル リスト
手首にかけて固定するホイッスルリストは、¥600でした。これについては、マニアックな小物ですので、迷わず店にあったものを素直にチョイスしました。レフリングに慣れないうちは、買っておくと安心します。
アディダスではありませんが、こんなものでもいいかと。
ホイッスルフィンガー
指にはめるホイッスルフィンガーもおススメです。
個人的な好みは、先に紹介したリストよりもこちらのほうが好きです。ですがショップに置いてなかったんですよね。
通販でポチっと買うほうが、確実に早いです。
けど、今はこんないいものがあります。
こっちのほうがかっこいいね。
カードケース
イエローカード、レッドカード、ゲーム中のメモを取る審判カードも必須アイテムです。おすすめは、アディダス レフリーセット2 ブラック Z1187 770153。
初めのうちはイエローを出すことはないでしょう。それでも、出さなきゃいけない場面もあるので揃えておきましょう。
審判カードはカードケースにセットされています。これもマニアックな商品ですので、どこで買ってもあまり値段の差はないようです。Amazonとかで揃えるほうが賢い選択だと思います。¥3,775でした。
ワッペンケース
ワッペンケースは、あるとかなり重宝します。ワッペンを審判服に縫い付けるのは相当面倒なはずです。必須アイテムです。ワッペンケースには、マジックテープが付いています。ケースに入れて審判服に貼れば完了。楽ちんです。
購入したのは、これ。
- 「リスペクトワッペン専用ホルダー(アディダス レフェリーリスペクトワッペンホルダー 商品番号kq692)」¥840
- 「アディダス レフリーマークホルダー 770587」¥630
胸につけるワッペンと肩につけるリスペクトワッペン用に2つ用意しました。
審判服
これもないと始まりません。Jリーグなんかは赤や黄色などもありますが、少年サッカーではいろんな色のユニフォームのチームをジャッジします。主審はチームと色が被ってはマズイ…ということで、黒が審判服の基本になっています。
審判服は激安品を買うと確実に後悔します。日に浴びて色褪せると黒ではなくかなり紫色に近づきますし、そうなるとみすぼらしいです。私は最初激安品で済ませていましたが、生地の薄さに冬場耐えられなくなって、改めて買いました。安物買いの銭失いってやつですね。 フィンタやPUMAなど、サッカーでよくあるブランドのほうが確実です。長袖よりも半袖のほうが一年中着られるのでおすすめです。
コンプレッションインナー
審判服は半袖を選びました。理由は夏が暑いから。ただし、冬は当然ながら寒すぎます。
そこで、コンプレッションインナーをアンダーシャツとして着ることをおすすめします。ユニクロのヒートテックでも良いのですが、いかんせんどうしようもなく格好悪く見えます。家の中でくつろぐおやじにしか見えないのでお勧めできません。すぐに生地も伸びてしまいやすいですし防寒にはなりません。
6,400円でした。
ちょっと高い買い物でしたが、薄いのに寒さを感じることはありません。抜群の保温性は必ずや重宝することまちがいなしです。
当然ながら、黒を買いましょう。
おすすめのインナーはこれ


ソックス
審判服に合わせて黒いソックスにしましょう。これも必須アイテムです。
私はいつも「NIKE(ナイキ)ナイキエントリーサッカーソックス SX1525」を選んでいます。¥1,640です。安いソックスはすぐに穴が空いてしまうこと、そしてなにより伸縮性が悪く履きにくいので、このソックスを買うことにしています。記事がよく伸びるので履きやすいのが気に入っています。
シューズ
シューズは必ず黒を選ぶようにしています。スパイクではなくトレーニングシューズです。
練習試合ならともかく、公式戦になるとベテラン審判陣からいろいろ厳しい目があります。黒のシューズを履いていれば注意されることもないでしょう。さらに言うならスパイクではなくトレーニングシューズを選ぶのがおすすめ。小学校のグランドによっては、スパイク禁止な場所もあるからです。そのため、靴底に歯がないトレーニングシューズを選んだほうが無難です。
まとめ:4級審判になってかけた金額
さて、結論です。
サッカー4級審判を始めてかかったお金は
占めて¥32,892也(コンプレッションインナーは、しばらく購入しないでいましたので除きました)
いろいろ備品が他にもありましたが、まぁ、こんなものではないでしょうか。
私の場合、割と激安品で賄っていましたので約4万円以内ってところが相場かもしれません。
4級審判講習会受講料の約10倍。飲み代換算で約10回分、高級焼肉、叙々苑換算で約4回分ってところでしょうか。