至福の満腹感を求めて上尾の「娘娘」へ
上尾のスーパーバリューへ買い物ついでに、近くの「娘娘」で足を運んだ。「娘娘」といえば、安くてお腹いっぱいになれる中華料理店だ。
その昔、血気盛んな中高校生時代。マクドナルドのコスパでは満足できず、もっと飯を食わせてくれるところはないのか!!!!そんな思いを抱きながら、安くてとにかく腹いっぱいになれるオアシスを求めて、ようやくたどり着くのがこの「娘娘」だった。
土着的さいたま市民は、ひょっとしたらこう突っ込むかもしれない。
「娘娘」じゃなくて「漫々亭」だろ!「いや、娘々じゃねーのか!?」などなど…。
ここでは割愛するが、これら中華料理屋の屋号には古くからの歴史があり、どれも同じ味を受け継いでいる。詳しくはさいたま市観光情報ページ「娘娘(にゃんにゃん)・漫々亭(まんまんてい)とは?」を参考にしてもらいたい。
とにかく安くて、腹いっぱいガッツリ食える地元さいたまではおなじみの店である。そう、これぞさいたまのB級グルメ、さいたま市民のソウルフードのひとつである。
絶対押さえておきたい「スタミナカレー」
この店の看板メニューといえば、「スタミナカレー」と「スタミナラーメン」だ。実際に、看板にも堂々と掲げられている。
カレーといっても、誰もが想像するあのカレーではない。誤解を恐れずに言うならば、豆腐のない麻婆豆腐丼だろうか。はたまた茄子が入っていない麻婆茄子であろうか。いずれにせよ、バーモンドカレーを想像していると面食らう。
娘娘のスタミナカレーは、ひき肉をメインにした「あんかけ中華丼」といえるだろう。ひき肉はたっぷり。熱々のひき肉あんかけが、ご飯とともに空腹をどっしりと満たしてくれる。味は濃い。どこまでも濃い。主張がものすごい。まさにガテン系である。
古くから地元に根付いているからだろう。店は小汚いが、でもそこがいい。
有名だけあってお昼時には行列はできるものの、客の回転が早いためか割りと気にならない。むしろ待ち時間が長いほど、飯がでてきたときの食いつき方がハンパではない。ついついがっついてしまうだろう。
塩焼きそばと禁断の炒飯もオススメ
メニューは、こうだ。
スタミナカレーとスタミナラーメンは同じあんかけで、ご飯かラーメンかの違い。半スタカレーとスタミナラーメンという注文方法はちょっともったいない気がする。
炒麺(チャオメン)は塩焼きそばだ。個人的にはこっちがオススメ。塩焼きそばは味にごまかしが効かないので、よほど美味くないと人気メニューにはならないと想像する。太めのストレート麺に乗っているシャキシャキのもやし。こいつの歯ごたえが、またうれしい。
炒飯も人気だ。昔は、混雑時に注文すると店主が注文を拒否することがあったが、今回行った時はそんなことはなかった。またあの頑固な感じも嫌いではなかったが、大昔のトラウマによってなぜか炒飯は頼めなかった。しかし、この炒飯。教科書でも紹介されそうなほど王道な味。なぜか何度でも食べたくなるほど美味いから困る。怒られても食べたい。拒否られても食べたい。それが娘々の炒飯だ。リピーターが多いのも頷ける。
そんなことより、サッポロ味噌ラーメン、サッポロ醤油ラーメン、サッポロ塩ラーメンって何だろう。
まさか、即席麺のサッポロシリーズが出てくるのか!?興味が湧いたが久しぶりの娘娘でスタカレーを外すわけには行かなかったので、今回はやめておいた。
さて、看板メニューのスタミナラーメンやスタカレーは、暖簾分けした各種独立店でも味見できる。
NACK5スタジアムやさいたまスタジアムに行く前に、これらさいたまのソウルフードを試してみるのも、またオツかもしれない。
スタミナラーメンやスタミナカレーが食べられる店
スタミナラーメンやスタミナカレーは元祖店(矢島商事)が伝承した暖簾分けの店「 娘娘」「漫々亭」で味わえます(全店舗じゃありません。要確認)。
浦和
北浦和「娘娘」
さいたま市浦和区北浦和1-2-13
浦和「マル永娘娘」
さいたま市浦和区常盤5-3-2
中浦和「娘娘」
さいたま市桜区西堀2-21-3
大宮・与野
与野「娘娘」
さいたま市中央区下落合3-5-5
与野本町「娘々」
さいたま市中央区下落合7-7-9
大宮「漫々亭」
さいたま市大宮区桜木町2-177-10
大宮「娘娘」
さいたま市大宮区大成町1-248-3
指扇「漫々亭」
さいたま市西区西遊馬343
さいたま市以外
上尾「娘娘」
上尾市愛宕3-7-17
桶川「娘娘」
上尾市井戸木1-18-6