W杯アジア最終予選。アウェイでオーストラリアに引き分け。
世間では勝ち点2を失ったという見方が大半の様子。しかしアジアチャンピオンのオーストラリアが、アウェイの日本にそうやすやすと勝たせてくれるわけがない。
日本は強い。アジアではそこそこやる。
だって、W杯本戦に出場し続けているんだし、ベスト16にだって入ったし、予選で負けるなんて受け入れがたい!
…というのが、どうも世間一般の見方のようだ。
ハリルジャパンを見る限り、過去の実績など関係ないと思えるのだが、サッカーファンでもない一般の方ほど、無責任な勝利欲求は強い気がしてしまう。
photo credit: Dakiny Shoebill of Ueno Zoo : ハシビロコウ(上野動物園) via photopin (license)
サッカーファンに絶対に言ってはいけないこと
ま、それはともかく…。
昨日、熱狂的なサッカーファンでない方に、言われた何気ない一言に傷ついてしまった(本人には、まったく悪意はない)。
私には仕事がある。
だから、スタジアムへめったに足を運べない。もちろん、リアルタイムでテレビ観戦するのも難しい。
よって、夕方早い時間(17時台)のキックオフに合わせてリアルタイムでゲーム観戦するは不可能である。
そうなるとビデオに録画して、ゲームを追っかけ再生するしかない。
だからこそ、試合があるときはその情報をシャットアウトする。そして、帰宅してから、さもリアルタイムであるかのように、手に汗握りながらビデオを観て応援するのだ。
Jリーグの場合は、めったに地上波放送されないので、情報が漏れてこない。自宅へ帰ってゆっくりビデオ観戦すればよい。
だが、日本代表戦になると話が違ってくる。
こちらが望んでいないのに、余計な雑音が聞こえてくるのだ。聞いてはいけない戦況や試合結果が!
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おっ、マジかヽ(´ー`)ノ
PCの画面を観ながら上司の一言。
嫌な予感がした。ちょ、ちょっと待ってほしい。こっちは、帰宅後の追っかけ放送を死ぬほど楽しみにしているのに。。。。結果がわかってしまえば得点シーンの喜びなんてたかが知れている。予定調和のゲームなんて、サッカーファンならなおさら絶対に知りたくない情報だ。
あ、部長、それ以上、何も言わないで…くださいね…(T_T)
いやぁ〜、悪い悪い。だって嬉しくなっちゃうんだもん。
カーッ、腹立つ!
「嬉しくなる」イコール「勝っている」じゃないか!なんなんだよ!
空気読んでくれよ!!
いいですか。ゴールシーンこそ、サッカーの醍醐味ですよ。
そこに一喜一憂したいし、僕らは酔いしれることができるのです。
日頃の鬱憤も吹き飛び、ストレス解消にまでなる。サッカーが好きで良かったと、生きている喜びさえも噛み締めることができる。
なのに、なのに、なのに。
たったひとつの楽しみを、なぜ奪うのだっ!
どうやって勝ったのか。どうやって負けるのか。誰がスタメンでどんなプレーをしたのか。そこもチェックしているから、もちろん勝敗だけではない。
でも、でも、でも。やっぱり勝負の結果がわからないからこそ、そうしたディテールに目が行くのである。
結局、昨日の試合は引き分けた。上司の悪魔の一言は無かったことになる。
しかし、先制ゴールを知ってしまっただけで激しく興ざめだ。
数日負けからの気持ちの高ぶりも、すべて台無しになる。
サッカーを何気なく観ている人たちに、無理を承知でお願いしておきたい。いや、サッカーだけでないかもしれない。野球、バスケ、テニスなんでもいい。真のクラブサポーターであるなら競技なんて問わない。
お願いだから、当日行われているゲームの結果や途中経過を
適当な挨拶代わりに使わないでほしい。
死ぬほどがっかりするから。。。。