お遊び感覚では絶対にできない4級審判
And No he is not warning the pitch side photographer! / Redmofrazer
4級審判は焼肉4回分のお金がかかるという話は先日しましたが、今日は4級審判におけるメンタル面のお話を。
審判を軽い気持ちで始めるのは決して悪いことではありません。私だってそうでした。しかし、いざ子どもたちの試合でジャッジをしてみると、これがまた大変だということに気付かされます^^; たかが小学生の試合じゃん!と、たかをくくってはなりません。グランド内で感じる重圧は結構なものです。
いまのオフサイドじゃね?とか、はぁ?マイボールだろぉ〜、なんていうオーディエンスの声は、はっきり言ってまだまだ序の口。こんな事でビビっていたらやってられません。観客の声は気にしないことに尽きます。実際、保護者のヤジは大概観客の思い違いや間違い、あとはルールそのものを知らないことが多いのです。
もちろん、レフリー側の誤審やルールの認識違いがないわけではありませんよ。しかし、誰よりも近くで見て、かなり走って判断している自分のほうが正しいんだと思えるぐらい一生懸命やっていたら、オーディエンスの野次なんか気にならないわけです。その上でのミスなんだから、仕方がないと腹をくくります。
でも、指導者たちのコトバは、かなり違います。
心のなかでは皆レフリーのジャッジを見定めている
重圧を感じる最たる要因は、チーム関係者やコーチたちの「どれ、どれ、お手並み拝見してやろーじゃねーか」的な、独特の空気感。これ、あくまでも主観ですけどね。それでもまだ優しい方。絶対に負けられない公式戦になってくると「どこに目ぇつけてんだよ」とは言わないまでも(中には本当に言われますが)、ピリピリしてるなぁ〜ということがよく伝わってきます。
彼らのほとんどが審判のライセンス保持者ですから、許せるジャッジと許せないジャッジの選別がハッキリしているわけです。レフリー経験者だったら、他人のジャッジが気になるものです。もっと走ればいいのに〜とか、何だよ今のファールは流せよ〜とか。いざ、自分がグランドの中に入ると難しいこともよくわかっていますが、やっぱり他人のジャッジを見てしまいます。上手な人ならば参考にしようという気持ちも湧くでしょうしね。
とにもかくにも、審判のライセンスを取得するのなら、かけたお金を無駄にしないためにも真剣にやらないといけないと思います。グランドで一生懸命プレイしている子どもたちにも失礼がないように。日本サッカーの底辺から支える少年サッカーがレベルアップをするためにも、レフリーだってレベルを上げていかないといけません。